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sh101's blog

シンセとラジオの40数年。

おもちゃって言うけどさぁ。

音楽 シンセ マル秘
なぜ人は…違いました許してください、なぜ僕はガジェット系シンセの話題をしたくなっちゃうのか、今回はそんな話など。

もともと僕らのようなギリギリYMO世代が最初に手に入れたシンセって、非常にプリミティブな、ベーシックな機材がほとんどだったと思うのです。

今では当時と同機能、もしくはより拡張性の高いマシン(例えばMicrobrute)でさえ廉価ゆえに「ガジェット」呼ばわりされちゃうんですが、ホントに今の子たちは恵まれてると思います。

で、僕らと「ファーストシンセが大人の科学」という人、これは比較のしようがないんです。

僕らには、例えばプロフェット5という手が届かない目標があって、自分たちの機材は、ある意味妥協の産物だったと自認していたわけです。
当時の完成された音楽…という表現が適切じゃないのなら、近所のレコード屋さんで手に入るエレクトロポップは、100万円程度の機材では作ることができなかったのです。
だから当時TB-303を持っていた人であっても「うわ、このエグい音がたまんねー」などとうっかり思っても、口にしづらい状況だったのではないかと推測されます。

DTM謹製楽曲がメインストリームとなった今なら、大して投資もせず中田○スタカと同じサウンドが出せます。
その状況下における数万円のシンセサイザー群は、ソフトを取るかハードを取るか、という嗜好の問題に過ぎないんじゃなかろうかと。

つまり機材の値段が音楽の価値を左右する時代じゃなくなったわけですね。

極端な例を出せば、YouTubeで「YMO」と検索すれば、ニンテンドーDSのソフトで作ったカバーと、プロフェット5の実機で作ったカバーが並列で聴けるわけです。
でもって、後者の評価が必ずしも高いとは限りません。
至極健全な気もします

これがオリジナル曲となれば、機材の良し悪しが評価に入り込む余地はさらに減るでしょう。

どんな完成品が生まれるのか未知数の状態で、廉価な機材がおもちゃかどうかなどと論じるのは狭いなー、などと思います。