読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

sh101's blog

シンセとラジオの40数年。

うわぁヤバいヤバいPROMARS

AIRA シンセ system-1 Roland

1月のNAMMで発表されたRolandの最新PLUG-OUTシンセ"PROMARS"が先日リリースされていました。
SYSTEM-1ユーザーからすると3本目のPLUG-OUTシンセとなります。

去年秋の"SH-2"発売直後からあちこちで予想されていた通りでしたが、正直なところ、ちょいと困惑したんですね。
なにぶんその名を30年近く忘れてましたし、実機に触れたことも音を聴いたこともなく、SHシリーズほどの思い入れがなかったんですよ。

記憶によれば"PROMARS"は、ローランド初の本格的ポリフォニックシンセ"JUPITER-4"と同時発売され、なおかつ筐体も似てるモノフォニックシンセでしたよねー、という程度の知識しかなく。
ローランドでは珍しく、SHやJUNOのようにシリーズ化もされず、良かったのか悪かったのかすら記録も残っていないシンセサイザーだったわけです。

そんな疑心暗鬼の中、今回初めて「体験版」が用意されたことを知り、興味本位でインストールしてみました。

f:id:pyu-ta:20150316000609j:plain

いや、驚きました。音いいわコレ!
オシレーターの音がとにかく厚いし、なんというか粘っこい。

"PROMARS"が変わってるのは、2VCO仕様ながら選べる波形が1種類のみという点。
鋸歯状波、矩形波の定番に加え、それぞれにサブオシレーターが付いたもの、さらにサブオシレーターのみの5タイプから選びます。

パルスのソースをLFOにしてサブオシレーターを加え、さらに後述のVCO2を加えれば相当な厚みというか滲みが出ます。
「4VCO並み」という常套句は、斯様にセッティング次第ではありますが、プリセットを聴く限り、あながち誇張でもないかなと思えてくるんです。
ちなみにVCOから独立してノイズジェネレーターがあります。

そのVCO2ですが、VCO1で選んだ波形をユニゾンさせるだけ、という一見味気ない構成ですが、特徴的なのはAとB、2種のチューニングをセットしておける点。
TUNE Aではデチューン気味に厚みを持たせておき、TUNE Bは5度のチューニングにしておけば、弾きながらAとBを切り替えられるわけです。
例えばこのセッティングで「ジ・エンド・オブ・エイジア」(坂本龍一)を弾き、大サビでBに切り替えると、なかなか気分です。

それにしても、SH-2のフィルターとは大差ない(HPFが付いてる程度)はずなのに、この煌めくプロ仕様感はなんだろう。

特にプラグアウト版に加わったモジュレーターのS&H(サンプル&ホールド)を活用したプリセットが素晴らしいんですね。
ぜひトライをば。

ちなみにこの体験版、以下の制限がございます。

  • PLUG-OUT 対応機器の電源を OFF にした際、プラグアウトした PLUG-OUT Software Synthesizer が、対応機器上から消去される。
  • PLUG-OUT Software Synthesizer の起動後、10 分が経過すると、周期的に出力音が歪んだり、小さくなる。
  • PLUG-OUT Software Synthesizer の初回起動後、14 日経過すると、起動直後から周期的に出力音が歪んだり、小さくなる。

ということで、ひとしきり楽しんだらまぁポチれ、という仕様なんですが、正直なところ、"PROMARS"がこんなにいいシンセだとは思わなかったやで。

こりゃポチしちゃう日も近いな…