sh101's blog

ちょっとお小遣いを貯めればなんとかなるシンセを語る日々

PLUG-OUT版SYSTEM-100動かした。

なかなか時間がなくてKORGのMinilogueを触りに行けてないので、というわけじゃないけれど、久々にRoland SYSTEM-1をPCに繋いでみました。

半年前にAbleton LiveからR社のプラグインシンセがまるで選択できなくなったため、いったんアンインストールして心当たりをあれこれ弄って再度インスコしてみたところ、久々に復活というわけです。

SYSTEM-1にはずっとお気に入りのPROMARSをPLUG-OUTしてたので、久々にSH-2やSH-101を鳴らして「あー懐かしい」とほっこり。

よく見ると、SYSTEM-100をインストールしてました。
そうだそうだ、これを入れた途端にAbleton Liveが落ちて、それ以来プラグインを拾えなくなったんだった。

ということで初めてプラグインを立ち上げるわけであります。
お、動いた動いた。

実はこのアテクシ、学生時代にSYSTEM-100(ユニット101と102)を所有しておりました。
その頃、ハウスに端を発するアナログサウンドに再び注目が集まっていましたが、当時の僕はアナログ機を手放しておりました。
ほとんどKORG M1だけで曲を作っていたため、どうしてもこの手のサウンドが欲しくなり、軽音楽部のお古を譲ってもらった次第です。

とは言えその肝心の音色、飛びきりファットでもなければ、キラキラしてるわけでもない。
いわゆるモーグのような重厚感は期待できません。
が、時々予想だにしないノイジーな音が飛び出したりして、サウンドメイクの幅は結構広かった覚えがあります。
非常に曖昧な言葉で表現すると「The 電気機器」。楽器というより電子ブロック的な。
今回PLUG-OUT版で再現されたサウンドも、まさにその印象どおり。

プラグイン画面は前述のユニット101と102を一画面で再構築してるため、電気機器感がますます増強されておりますが、プリセットの試聴は楽しいのひと言で、シンセサイザーを使った実験の博覧会。
バーブやディレイのおかげで実機以上に音響実験の様相です。
どうやってシーケンス組むんだ、これ…。

ちなみにSYSTEM-100はこれまでのPLUG-OUTと比べ、パラメータ数が圧倒的に多いです。
豊富な操作子を誇るSYSTEM-1と言えど、PLUG-OUTしただけでは全てをコントロールできません。
ましてやパッチングなどPCまたはSYSTEM-1mとのセットでなければ出来ない芸当。
いや、このタコ足配線はPCじゃないと無理だな。

知る人ぞ知るシンセだったPROMARSは楽器として使えるんですけど、こちらはもはや装置。真の意味でマニアックであります。
とことん音作りをしたい向きに薦めたく存じます。

ところで、ここまで来るともう次のPLUG-OUTシンセは、モノフォニックでは見当もつきません。
なにやらSYSTEM-1の後継機の噂もあるようですし、次なるステップへ移るんでしょうか。

↑上記記事の最後に注目。あくまでウワサのようですが。