sh101's blog

シンセとラジオの40数年。

CRAFT synth2.0がブレイク中。タッチパネルがトレンド化?

イギリスのシンセメーカーModal Electronics (モーダル・エレクトロニクス)が、モノフォニックウェーブテーブルシンセ「CRAFT synth2.0」を発表し、クラウドファンディングサービスKickstarterで出資募集しているようです。

開始から24時間で目標額の調達に成功したそうで、新春早々景気のええハナシでございますな。

音源部にVA音源やモーフィング波形を含む8つのオシレーターを採用したり、リングモジュレーションやクロスモジュレーションを搭載したりと、なかなか過激な音色が出るようです。
プログラミング可能なアルペジエイターや、SYNC可能なディレイも付いており、ひとりでも寂しくないやい的な機能満載です。

10日までは108ポンド(約1万5千円)で販売されるとのことで、ガジェット好きなら手に入れるべきでしょう。
僕は散財直後なので諦めてますが。

"2.0"という名からわかるように、CRAFT synthには先代バージョンがありました。
初歩のラジオ』の広告に出てそうな、工作キット感が満載です。

Modal Electronicsは、日本では馴染みがないメーカーですが、001、002、008という独特のデザインを持つシンセをいくつか発売しています。
これらのモデル、お値段は結構するようですが、個人的になかなか好みです。

昨年は4ボイスのVAシンセ「SKULPT synthesiser」を発表し、同じくクラウドファンディングで受注、こちらも目標の3倍売り上げたと話題になりました。

SKULPT synthについて知ったのは去年の9月頃。
まさに僕がシンセを選ぶ基準(こちらを参照)を全て満たしていたので、レビュー動画も興味津々で観てたんですが、日本への発送について不安もあり、選択肢から外してしまったんですよね。

国内でFiveGさんなど受注していた店舗もあったと知ったのは、AS-1を購入した年末でした。

それにしても何かい、AS-1といい、UNO SYNTHといい、SKULPT synthといい今回のCRAFT synthといい、タッチパッド式鍵盤は最近のトレンドなんですかね。

4者に共通しているのは、シーケンサーやアルペジエイターは当たり前、エフェクトも付いてスタンドアロンで遊べつつ、MIDIキーボードとの接続がケアされていたり、PC用にエディターを配布している点。
この辺りは廉価シンセの先駆者、KORGのvolcaシリーズにはなかったところ。

音源部に限って見ても、AS-1はProphet-6と同レベルの音作りができ、同じく完全アナログのUNO SYNTHは自己発振しない点を除けば、かつての入門モデル以上の標準的シンセですし、Modalの2機種もVAではありつつ、パラメーターはワンランク上のシンセ群を圧倒するほど豊富です。
それぞれの価格を見ると、monotronに狂乱していた9年前が遠い昔のようです。

音源部やコントローラー、シーケンサーという機能面になるべく資材を注ぎ、インターフェイスを簡素化してお安く提供、というのはある種の良心かもしれません。

ユーロラック系の流れとはまったく逆の、オールインワン的展開として見るのも一興ですな。

あとは個人的には、ノブが30個以上付いたMIDIキーボードが出れば、こうした高機能シンセが本格的な音楽現場に普及するのではないのかな、というところでございます。