sh101's blog

ちょっとお小遣いを貯めればなんとかなるシンセを語る日々

Elektronの新作グルーヴボックスがなかなか。

こんなダメブログに立ち寄るダメなお友だちも要注目の、世界最大の楽器見本市"NAMM Show 2019"がいよいよ開催です。

そんな注目を開催前から集めてしまっているのが、Elektronが放った新作グルーヴボックス"Model:Samples"であります。

Elektronと言えば、2013年に発売した4ボイスのシーケンサー付きアナログ・シンセサイザー"Analog Four"で、日本でも一躍人気メーカーの仲間入りを果たしました。


出典:Elektron

今回発表されたModel:Samplesは、6トラックのグルーヴボックス。
白い筺体とワンポイント的に使われたオレンジのノブが目を引き、さすがはメイドイン・IKEAの国という感じであります。

パネルで目立つ大きめの6つのパッドは、シーケンスを入力したり、再生中に叩いて演奏することも可能。

音源は"Splice"という名の300種類のプリセットサンプルからチョイス、ということですが、本体には外部入力端子はありません。


出典:Elektron

既に公開されているマニュアルによれば、無償のPCアプリで自前のサンプルを加えることもできるそうです。
この辺、volca sampleみたいなモノかなと思いなせぇ。

そしてトラックごとにピッチ、ディケイ、スタート、エンドというサンプラーの基本機能に加え、カットオフ、レゾナンス、LFOなどやエフェクト等のパラメーターがノブで操作可能。
この辺りもvolca sample的ですな。

クロマチックモードで音階も付けられ、エフェクトはディレイ、リバーブが独立してかけられるということで、かなりシンセに寄ったサウンドメイクができそうです。


出典:Elektron

ノブのひとつに"CHANCE"という名のものがあり、伊東四朗さんが「ショウシンはこちら!」とか叫ぶのかと思いきや、運試しに回してみると予想外のフレーズが飛び出す、出逢い系パラメーターというか、要するに最近人気のランダマイズ機能のようです。

他にもトラックごとにステップ数やスケールを別々に設定できたり、モーションシーケンスに対応していたり、とあれこれできるそうですが、驚いたのはパターン数。

プロジェクトが96、それぞれに96パターンあるそうですが、それって最大9,216パターンもあるわけで、果たして世界で最初に誰が埋められるか、なんて選手権大会が行われたらみんな死んじゃうよな。

それはさておき、発売に先駆けて公開されているデモパフォーマンスの中でも、とりわけ「こんなこともできるの!?」と驚くのがこちらの動画です。

ワタクシとしては、AS-1と相性の良さ気なリズムマシンを物色していたので、サイズ的にもジャストフィットなこちらを最有力候補と見ております。
まあ、すぐには買えないんだけどね。

Model:Samplesは2月初旬の発売が決まっており、すでに国内でも予約受付が開始されています。
どのお店もなんとなく税込59,900円がキックオフ価格のようです。