sh101's blog

ちょっとお小遣いを貯めればなんとかなるシンセを語る日々

最強の謎アプリ"KORG Gadget for iPad"

今朝目を覚まして、何気にツイッターKORGの公式サイトリニューアル&新商品ニュースを知りアクセスして、思わず「え?」と声をあげてしまったのがこれ。

 
 
同時に発表された新商品は久々の国産ショルダーキーボード"Keytar" RS-100Sや、microKONTROL以来の本格MIDIキーボード"taktile"、さらに音源入りの"TRITON taktile"、もしかしたら…と妄想していた"MS-20 Kit"など、インパクトはそれなりに強いものの、新しい音に欠けるかな、というやや残念な印象。
 
そんな中、このiPad専用アプリ"KORG Gadget"だけは想定外中の想定外、強烈なサプライズだった。
 
ちなみにキャッチは
最高のモバイルシンセのコレクションをiPadに。オールインワン音楽制作スタジオ。
いや。最初は何のことやらだった。
シンセサイザーリズムマシンなどいくつもの楽器を組み合わせて楽曲を作るという、一見スタンダードなDAWアプリだけど、問題はその楽器群。
 
15種類すべてが実在しないガジェット、というあまりにも突飛な発想。
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そしてこれらがまた、同社が発売してきたmonotron以降のガジェットシリーズで実現しても不思議のないデザインで、この撮影のために用意されたモック(CG?)のさもありなん感と言ったらもう…。これ、絶対楽しんでるだろ。
 
肝心の音源もアナログ風情シンセのみならずPCMシンセ、ベクターシンセ(‼︎)、チップチューン専用マシンなどなどバラ売りされても欲しくなるアイテムばかり。
本当に課金制じゃなくていいんでしょうか先生。
 
ちなみに個人的に結構ハマっちゃったのはこれ。
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で、volcaシリーズに続いて出現するであろう新しい実機ガジェットを待ち望んでいたところへ、これだけの数のバーチャルガジェットが露出することに驚いた。もちろんそのクオリティもさる事ながら物量ですよ物量。
ついつい「身内でネタを封印しまくってますやん…」と心配になってしまう。
 
これをY社やR社が戦略として作るのならまだわかるけど、あえてガジェットを商品ラインナップの柱としてきたコルグがやってしまったことに謎を感じずにはおられない。
 
いや待てよ、volcaを放ち、ついにMS-20そのもの(ご丁寧にフィルター2種付き)をリボーンさせたアナログ開発チームのことだ。
きっとガジェットから脱却した、本格的アナログシンセ製作に着手しているのかもしれないぞこれは。
 
などと妄想を広げつつ、今夜はひとつひとつのバーチャルガジェットを堪能しよう。
 
でもこれ、冷静に考えたら、KRONOSのiPad版ですよね。
そこがKORGらしいと言えばらしいんですけども。