sh101's blog

ちょっとお小遣いを貯めればなんとかなるシンセを語る日々

TORAIZ AS-1とKORG Gadgetで1曲でけた(4/20追記)

TORAIZ AS-1だけで曲を作りたくて、相方をKORG Gadget(iPhone版)に定めて以来、いろいろとやってました。

しかしここ1ヶ月、本業が忙し過ぎて、なんとか暇を見つけては16小節作って、また暇ができると前の作業に飽きちゃって新規ファイル作成を延々繰り返し、結局最初に完成できたのが、なんだよカバーかと。

4/20追記
曲の構成を直し、クラッシュもAS-1で作り替えて再アップしました。

これ、いわゆる「モンド」という言葉の発祥であらせられる映画『世界残酷物語』(原題"Mondo Cane")の主題曲「モア」です。
イタリア映画音楽界の巨匠、リズ・オルトラーニの代表作。
60年近く前の曲ですが、僕はこの曲をこのアルバムで知りました。

クール・クラブ・シネマテーク

クール・クラブ・シネマテーク

最初はオリジナル曲をと思い、鼻唄にコードをつけていたら、この曲と同じ進行になってしまったので、それならカバーで行こうと軌道修正した次第です。

カバーということで現状YouTubeかニコ動にアップする他なく(Soundcloud等ではご法度)、画は"STAELLA"というビジュアライズ・アプリでお手軽に作ってます。

STAELLA - Music Visualizer

STAELLA - Music Visualizer

  • monocro
  • ミュージック
  • 無料

音的な特徴としては、最初に書いたように音をすべてAS-1で作ったこと。
たったそれだけの話なんですけど、一台のハードシンセで全パートの音を作るなんて、もしかしたら中学生の時以来かもしれない。

で、リズムパートはDropBox経由でGadgetの"Bilbao"に取り込んで加工しています。

クラッシュには難航し、最初のバージョンではアプリ内のPCM波形で代用したけど、結局AS-1でアタックとディケイの音を別々に作って被せたらそれらしくなりました。
意外とイマドキのリズムが作れたと思ってますが、いかに。

なお"Bilbao"以外では、Gadgetで作成したフレーズを"Taipei"経由で鳴らし"Zurich"に入れたものもあれば、サンプラーガジェットの"Vancouver"に波形をブッ込んで鳴らしたパートもあります。

ちなみに"Vancouver"のサンプリングタイムは10秒。うまくループポイントを作ればコードもしっかり弾けます。

そぉ。AS-1の波形がポリフォニックで鳴らせるのです。
つまりはProphet-6化ができるのだウヒョー!

…書いててさもしくなってくるのですが、時間軸でモジュレーションかけちゃうと、キーごとにレイトが変わっちまって、もうボロボロだけどね。
それでもAS-1の音色はWAV化しても音痩せしないんで、それは大したもんですよ、ええ。

ただミックスで困ったのは、AS-1の音ひとつひとつにエッジが効きすぎて、全体のバランスを取っただけでは曲の質感が乏しくなってしまう点。

そこでマスターには、例のDeeMAXを使用しております。調子に乗って音圧をガンガン上げちまうと、スネアのアタックが潰れるので、レベルをどこに落ち着けるか結構悩みましたけども。

とりあえず生存報告でした。