sh101's blog

ちょっとお小遣いを貯めればなんとかなるシンセを語る日々

Roland SYSTEM-8の機能を予想してみる。

昨日以降、いろいろ情報が飛び交っているRoland SYSTEM-8。
すでにTwitter界隈で賛否両論なデザインではありますが、個人的には短命に終わったSH-1を彷彿とさせるボディが気に入ってまして、とにかく早く現物を見たいと気もそぞろであります。
あ、これがSH-1。
http://rvgm.site90.net/Pics/Roland%20SH-1.jpg
海外のサイトでは詳細なパネル画像も出てきましたので、その画を拝借しつつ機能をチェックしてみます。
http://www.sequencer.de/blog/wp-content/uploads/2016/09/System8.jpg
まずはパネルの向かって左側から。
全体画像では判りにくかったパラメータがかなりハッキリ映ってます。
https://www.petermmahr.com/wp-content/uploads/2016/09/System8-1.jpg
注目すべきは、一番上。
"VOCODER"なんて書いてあるじゃねーですか。
そうか、だからリアパネルのINPUTにMIC/LINE切り替えがあったのかぁ。
http://www.sequencer.de/blog/wp-content/uploads/2016/09/System8rear2.jpg
それとVELOCITYボタンが。このボタンひとつで確実にお値段が上がります(涙)。
アルペジエータはSYSTEM-1と同じタイプのようですが、CHORD MEMORYボタンが加えられました。
これはもぉトレンドというか、近年のポリシンセでは必須のような感じです。

さらにオクターブ切り替えの横にさりげなくTRANSPOSEボタン。
僕のファーストシンセSH-101では、アルペジエータ起動中にこのボタンを押しながら任意のキーを押さえるとアルペジオやシーケンスが転調してくれたんですが、そんなことが出来るのか妄想が膨らみます。

ちなみにSYSTEM-1ではジョグダイヤル形状で物議を醸したベンダー、今回は極めてオーソドックスなものになってます。

さて、その右のメインパネルを見ると、LFOとオシレータ周りが集約されています。
https://www.petermmahr.com/wp-content/uploads/2016/09/System8-2.jpg
2OSCに見えますが、SUB OSCが±2オクターブ設定できる上正弦波と三角波を選択できる上、波形に変化を付けるCOLORノブとTUNEが付き、実質3OSC仕様となっています。
これらと別にNOISEジェネレータが搭載されていますので、SYSTEM-1以上の厚みが出せそうです。

0906追記
SUB OSCの仕様は正弦波と三角波それぞれ-1オクターブ、-2オクターブの可変でした。失礼しました。

気になるのが、LFOとOSC1、OSC2セクションに付いたVARIATIONノブとインジケータ。
SYSTEM-1ではバージョンアップでFMなど波形数が倍になったんですが、このノブでそれら追加波形に切り替えるんでしょうか。
とすると、LFOの波形も?まさか…いやまさかね。

この他パネル下部にはPATCH/PERFORMANCE、LOWER/UPPERのレイヤーと新たなモードが。
LEDパネルとVALUEノブ、MENU呼び出しボタンが新たに付いています。
となると、音作りはともかく、MIDI周りの細かいセッティングもできそうです。
そして、やはりPLUG-OUTは3つまで記憶できるのが判ります。
この3VCO仕様を生かした新たなPLUG-OUTシンセが登場するんでしょうか。

それではフィルター以降を見てみます。
https://www.petermmahr.com/wp-content/uploads/2016/09/System8-3.jpg
基本的には1VCFでパラメータもほぼSYSTEM-1踏襲という感じですが、FILTERには例のVARIATIONノブ、VELOCITY SENSがありますね。
フィルターは12db/24db切り替えかと思いきや、LPF/HPFそれぞれに3タイプある模様。んー…拡大しても文字が読めん。

AMPにもVELOCITY SENSが加わりましたが、代わりにCRUSHERがなくなっています。

エフェクトは3タイプが用意され、DELAY/CHORUSとREVERB以外に、別途そのものズバリの"EFFECT"なるパラメータがあります。
すべてが2文字に省略され、どんなエフェクトなのか見当もつきませんが、"DS"=ディストーションですかね。んー、わからん。
これがCRUSHERに代わるエフェクトなんだと推測します。

最も期待してるのがシーケンサー
PLAY MODEもあり仮に16ステップだとしてもかなり遊べそうです。
STEP SEQUENCERは、やはりあのSH-101を彷彿とさせるREST、TIEボタン搭載。
これでSH-101のPLUG-OUTが実機と同機能を備えることになるのか、興味津々であります。

それとAIRAシリーズの共通項だったSCATTERが見当たりません。
PLUG-OUTシンセにはこれを利用したパッチもあったように記憶しているので、SYSTEM-8ではどのように再現されるか気になるところ。

とりあえず駆け足でパネルから妄言を書き連ねてみましたが、キーボード付き音源の様相だったSYSTEM-1に比べ、弄り倒せて弾き倒せるシンセに進化した予感大です。
あとは発表と思しき909の日を待つのみ、でしょうか。
現場からは以上です。

Rolandさん、な、なんですかなコレは。

リーク画像が飛び込んでまいりました。
http://www.sequencer.de/blog/wp-content/uploads/2016/09/System8.jpg
海外ではずっと噂されていたAIRA SYSTEM-1の後継機ですが、もしホンモノならば、デザインはワタクシ好み。
ちょっといいじゃないか。
しかし、もしホンモノであればジョグダイヤルはどうしたんでしょうか。せっかく慣れてきたというのに。

情報元によれば、

  • sequencer built in
  • 3 FX
  • 3x PlugOut Buttons!!
  • cv/gate out

という記述もあります。
SYSTEM-1では1台のPlugOutシンセしか並存できなかったので、もし3台搭載となれば出費した甲斐があったというもんで。
シーケンサー機能も実現するなら例え16ステップでもありがたいところ。
気になるお値段は1,499USDという記事もあったんですが、そうかー、そこまで行くかー、ふー…というのが率直な感想です。

さらにこのような新製品も出るとのことで。
http://i1.wp.com/www.sequencer.de/blog/wp-content/uploads/2016/09/img_9045.jpg
http://i1.wp.com/www.sequencer.de/blog/wp-content/uploads/2016/09/img_9046.jpg
うわぁ…新製品というか思いっきりですね。
上記2点はRoland Boutiqueシリーズでの展開とのウワサも。
と、すればACBテクノロジーによるモデリング機でしょうか。
AIRA攻勢がウソのように消え、最近は力尽きたかのように静まり返っていたR社、果たして挽回なるか?

続報はまた後日。

今度のvolcaはキックがお得意。

ついこないだvolca fmを出したかと思えばまた新製品ですってよ奥様。

いやぁ、正直このキックは意外でした…
と書くとまるで総合格闘家の敗者の弁みたいですが、アナログ3部作のあとサンプラーFM音源と来て、まさかのフルアナログ、しかもあのMS-20の発信音を音源にしちゃうとか、一体コレどうなってるんスかコルグ御中。

んで、パネルを見て気付いたんですが、ノブの並びがvolca bassと同じなんですな。

アナログ伝道師のコルグ高橋達也さんによる火山爆発的なプレイ動画を見ると、改めてそういやvolcaって火山みたいなネーミングだよなぁとか思えてしまいます。
つまりはここへ来てvolcaらしいvolcaが出てきたなフッ、という印象でございます。

発売予定は10月下旬、価格は税抜き18,000円。こりゃまた散財の材料というか燃料です。

そういやコルグのサイトを見ていて思い出したんですが、これ↓、volca6台がぴったり収納できるんですよね。
うちも購入しとこうかな。

www.korg.com

やっと届いたnanoKEY Studio。

夏休み最後の週末ですが、いかがお過ごしでしょうか。気持ち悪いなオレ。

あちこちで告知してるこのアルバム(絶賛販売中)
制作が締め切りに向かっていた6月中旬、僕の担当曲が予定より増えてしまったんですよ。
異動が出て業務の引き継ぎに追われていたこともあり、勤務中に(アルバム制作自体が業務なんですが)曲作りしないと間に合わないということで、その曲はiPhoneKORG Gadget)だけで作ることにしました。

で、少しでも省スペースで作業したくて楽器店で発注したコントローラがKORG nanoKEY Studioです。

ところが、店舗側のミスやら届け先の間違いやらいろいろあって、発注から2ヶ月以上経って今頃到着という次第であります。
頼んでいた援軍が、戦闘終了後にのこのこやってきたというところですな。

担当曲も完成しCDも発売され、異動の引き継ぎもとっくに完了し、精神的にはかなり落ち着いた状況で使っておりますが、やっぱり「便利だなぁ」のひと言。

キーボードにパッドにノブ、そこにカオスパッドの一気盛りでB5をちょっと超える程度のサイズと軽さ。
さらにケーブル要らずのBluetooth接続と来れば、もぉ作曲ぐガンガン進みましたよ(予定通り届いていれば)。

ボタン型鍵盤は以前持っていたnanoKEY(初代)に比べると、ほどよい押し心地で弾きやすく感じました。
パッドは微妙なニュアンスまでは辛いながらもベロシティ対応で、アクセントとして使えます。
カオスパッドは可もなく不可もなく。弾力に乏しく指が滑りにくい素材なので若干引っ掛かりはあります。
欲を言えばiKaossilatorやKORG M01みたいに、リズムパターンにフィルインを加えるみたいな機能があれば良かったんですが、まあこれはソフトウェアへの注文か。

期待以上だったのはノブ。
8つしかないとは言え、KORG Gadgetに最適なチューニングがされており、特にアナログモデリングシンセ系には絶妙なパラメータがチョイスがされています。
これまでPCMシンセを使ってたんですが、今後はアナログ系も積極的に使いたくなります。

ただ、それ以上に深刻な問題もありまして。
僕のiPhone6 plus固有の問題かわかりませんが、10分に一度くらいの確率でBluetoothが落ちるんですよ。
ソフトウェアをアップデートしても、KORG Gadgetを更新しても状況は変わらず。
たぶんCPUの問題かと思うのでiPhone6sだと違うのかなぁ。

早いとこiPhone7に乗り換えたくなる、そんな夏のおわりであります。

volca fm買ってみた。

あれから3ヶ月。発売からまもなく1ヶ月。

前評判の良かったvolca fm、ネット界隈では「5月入荷」などと悩ましいハナシもちらほら。
そんなわけで「触れりゃラッキーかな」程度のライトな気分で名古屋市内の某店へ行ったら買えました。いやホントにあっさり。
入荷待ちの皆さん申し訳なし。

ネット画像ではvolca beatsと同じブラックに見えたパネルですが、明るいところで見るとしっかり濃厚なブラウンでした。

肝心の音ですが、これはもぉ、竹を割ったようなFMです。
井之頭五郎なら「このわざとらしいほどのFM味!」とつぶやくほどに。
あのFM特有の「ギョイーン」がこんな小さなハコから出てくるんだ、と妙な感慨に耽ります。

内蔵スピーカーだけではナニなので、とりあえずiPhone付属のイヤホンで聴いてみましたが、音質はvolca keysなどのアナログモデルと比べてもクリアで抜けも良く、インタフェース経由でDAWに取り込んでもそのまま使えると思います。

6オペだと4オペに比べモジュレータとキャリアの関係が複雑になる分、突拍子もない音が生まれやすくなります。
それはこのvolca fmのALGRTM(アルゴリズム)ノブを回してみるとよくわかります。
これをジワジワと切り替えて音色を変えるもよし、一気に回して得体の知れないノイズに仕立てるもよし、これだけで1時間くらいは楽しめます。

付属のパラメータ・リスト。これだけでもFM感満点。

EDITモードではほとんどのパラメータを弄れますが、ここはかつてのデジタルシンセ同様ひとつひとつを呼び出して値を変えるタイプ。
全部ツマミにするとこうなっちゃうんですよね。

ちなみにこれはDTRONICSのDT7でございます。

まあ、この値段でDX7と同じことが出来る、ということだけでよしとしましょう。
そもそもノブだろうとタッチパネルだろうと、狙った音作りができないのはFM音源の宿命なんで。

それと界隈で不満の高い3音ポリ仕様、確かに楽曲制作ではデメリットですが、このハコだけで遊ぶのなら、むしろ4音押さえるのは無駄に大変です。
ここは逆に開き直って、ボイスモードを"UNISON"で鳴らすべし。その太さに驚きます。
特にベースサウンドでの効果は絶大で、"POLY"へ戻した際ちょっとした寂しさを覚えるのでお試しを。

volcaシリーズの特徴と言えば、どう鳴らして遊ぶかに力点が置かれている点。
この点でも、volca fmは集大成となっております。

新機能の目玉とも言えるのがアルペジエーター
Rise/Fall/Randomが3タイプずつ、計9タイプが用意されてますが、ここではタイプはどうあれDIYノブを弄った方が楽しく遊べます。

またWARP ACTIVE STEPは、beatsやsampleなどで組んだリズムとシンクロさせると効果がわかります。
昔のテープループを思わせるような機能です。

ツマミやスライダーの動きを記憶できるモーション・シーケンスは、アナログ3部作から搭載されていますが、volca fmではアルペジエーターの動きまで記憶できるため、16ステップというスペック以上の音数を詰め込むことが可能です。

シーケンスをセーブする際、その時鳴らしていた音色ごと記憶してくれるのは便利。
新機能PATTERN CHAINは2または4小節単位のベースラインを組む時便利なんですが、音色の違うパターン同士でチェーンさせるのも一興。
偶発性を重視した操作性の良さと言うのか、ミスタッチでも何か生まれてしまうところは相変わらずです。

アナログ音源、サンプラー(PCM)、FM音源とくると、果たして次のvolcaがネタにできる音源はあるのか気になりますが、しばらくはfmで遊び倒したいと思います。

iPhoneでKORG TRITONを鳴らす。

前回の投稿で、iPhoneKORG GadgetへのM1(Darwin)インストールについて書いたわけですが、同じような方法でKORG TRITONを入れてみませんかこの野郎!というのが今回のA猪木的お題目であります。

TRITON、嗚呼TRITON
なかなか思い出深いシンセサイザーです。

KORG MUSEUM|KORG INC.

つか、ワテクシにとっては15年経った今なお現役バリバリのマシンなんですけど、実機を弄っていればこそ余計に「iPhoneでも鳴らしてみたい」という想いにかられるわけですから、人間わからんもんです。

結論から言えば、100音色という制約はありつつもiPhoneであの音が蘇るんですよ。

TRITON taktileを買えば、MIDIキーボードに512プログラムが付いてくるじゃん」

こらこら無粋なことを言うもんじゃない。

例え100音色であろうと、TRITONiPhoneに入れるところにささやかな贅沢というか、発泡酒アワビの燻製というか、「俺の人生にも一度くらいこんなことがあってもいいだろ」と感無量に語る長州力のような多幸感をもたらすわけですね。

ただ、万人にその権利が与えられるわけではありません。
このミッションには以下の条件を満たす必要があります。

  • iPhoneを持っていること
  • iPadiPad2以降)も持っていること
  • 双方を最新のiOSにしておくこと
  • 双方にKORG Gadgetをインストールしていること

残酷にて恐縮ではありますが、この4つを満たせない者は、ここから先を読んでも時間の無駄です。
ひとまず4つ目についてはGadgetがユニバーサルアプリであることをKORG御中に感謝しながらさらに続けます。

  • iPadKORG Moduleをインストールすること

ここが重要なところで、ちょっと安いiPhone版ではこの作戦に参加できません。
さらに重要なのは、TRITONの音色と引き換えに、ピアノなど他のModule音源が正常に鳴らなくなることです。
ここから先、とにかくTRITONの音が欲しい!という方を除き途中下山されることをお勧めします。

ということで、Module for iPhoneを購入された方には、下記任務の遂行が必要となります。

  • KORG Module for iPhoneをアンインストールすること

これはマストです。いやもう命令です。
そのままだとGadgetはリモートインストール時にiPhone版を取り込んでしまいます。
俺はTRITONが欲しいんだろ?愛してるんだろ?素直になれよ!と壁に拳を叩きつけながら読み進めてください。
ここからが重要です。

  • iPad版Moduleにアプリ内ストアから"TRITON Best Selection"を購入すること

100プログラムに絞られてはいますが、この行程を経てあのTRITON様がiOS界に降臨されるわけです。
このありがたいライブラリ、実はiPhone版Moduleには追加できない仕様でして、先にアンインスコを突き付けたのは斯様な理由からであります。

すでに牛丼数十杯分の投資を続けてしまったわけですが、ここからはwifi環境さえあればフリーです。ラクチンです。

  • こちら↓の追記を参照のこと。

長くなるので引用で申し訳ない。
で、リモートインストールが終了したら、iPhone版Gadgetに追加された"GLASGOW"を立ち上げてみましょう。
プログラムNo.32の"NOISY STABBER"以降にTRITON Best Selectionの100音色が反映されています。

M1=Darwinのように独自UIだと良かったんですが、そもそも非推奨インストールなのでおとなしくしましょう。
ちなみにこのキャプチャーにあるBrass Hit、実機でクドいほど多用しまくっておりました。

これに前回の要領でM1を加えていれば、TRITONの音源も含め、多数の高品位PCM音源がGadgetで使用できるわけです。
あとはMIDIキーボードさえあれば、仕様的には本格的なワークステーションとなります。

さあ、もう言い訳はできない。曲を作るか(汗)

KORG microKEY Air、やっぱいいわ(追記あり)

こないだKORGさん怒涛の新商品攻勢でminilogueやvolca fmと並んで気になってたのが、microKEYシリーズの新作"Air"。

僕にとってPCを立ち上げてDAWで曲作り、というのは至難のワザである。
だって面倒くさいじゃん。
前にも何度か書いたけど、iOSアプリやDETUNE印のニンテンドーDSソフトが好きなのも、そんな理由からだ。

しかし、こうしたタッチパネルでの曲作りも、実はさほど快適じゃない。
クラブトラックはともかく、まともに曲を作ろうと思うと、弾ける弾けないはともあれ、どうしても鍵盤が欲しくなる。

で、MIDIキーボードを数台持ってはいるものの配線は苦手だ。
極端なハナシ、ACアダプターすら繋ぐのが面倒なのだ。
曲を作ろうという意欲の何十パーセントが削がれてしまう。

そんな僕にとって、Bluetooth接続かつ乾電池駆動というmicroKEY Airの登場はまさに神の思し召し、買うしかないだろ!

というわけで、買ってしまいました。
いやもぉ実に快適。ケーブルレスって素晴らしい。
特にiPhoneとのコンビネーションは寝DTMにもってこいだ。

で、ミニ鍵盤ながらピアノタイプのため、KORG Moduleとの相性がグンバツ(死)とのことで、ひとまずお試し版のModule LEを入れてみました。
通常"Natural Grand"しか使えないところ、microKEY Airを繋いだところ、なんとエレピ、オルガン、クラビネット、ストリングスキーボードが1種ずつ増えたじゃありませんか。
音もリッチでラグジュアリーでクリスタルでウォーターフロント

それで、ふと巷に溢れる「iPadにiM1をインスコすると、iPhone版GadgetにもM1ガジェットが追加される」というウワサを思い出したのであります。

で、詳しい手順はこちらを参照いただくとして。

時間は15分ほどかかりましたが、見事iPhoneにM1(正確には"Darwin")がインストールされたのであります。
あ、うまくいかない方は、iPhoneのGadgetを再インストールした上でお試しを。

KORG Gadget for iPhoneのガジェット選択画面。
一番上に、まんまM1の"Darwin"参上。

iPad版のiM1ほど音は作り込めないものの、見事なまでにM1なサウンドがチョイスできるようになった次第。

ただし、iPhone版ではiM1で購入した拡張PCMカード音源が反映しないんですけれども。
(14:15追記)
反映しますた→最下段に方法なぞ。

散財のおかげで来週発売のvolca fmはお預けの様相ですが、ひとまずこれで曲作りが捗るでヤンス。
DAWは面倒だ、とお嘆きの貴兄にはオヌヌメです。

あ、話題のほとんどがGadgetに振れたのは気のせい。


(追記)
KORG Gadget iPhoneヘノiM1拡張音源反映ノ法

  1. iPhone設定メニュー→Gadget→Utilityメニューを開く。
  2. [Remove Module Gadgets][Remove Darwin]をONにしてからiPhone版アプリ再起動。
  3. iPad版Gadgetを同一のWifi環境で起動。
  4. iPhone版のガジェット選択リストのDarwinに[購入]が表示されてるのを確認。
  5. あとは気持ちを落ち着けてリモート・インストール。

要するに、いったんリモートインスコを実行しちゃうと、その後iPad側での変更には追随しないということですね。
その場合iPhoneDarwinをいったん削除して再インスコするんですが、その削除は設定メニューから、というところがわかりにくいわけで。

この一連の儀式を経てDarwinを起動すると、iM1で購入した拡張PCMカードが反映したでござる。

KORG Moduleで購入した音源も、たぶんこの方法で反映されるはずです。
やってないけど。やりました↓