ELECTRIBE Waveがバージョン2.0.0に。
毎週1曲ペースで来ていたKORG ELECTRIBE Waveでの曲作りですけど、ちょいとお休みしてます。
11月に入って、職場で「昭和初期の歌謡曲みたいなのを」という、あまりにもELECTRIBEとかけ離れたオーダーが来てしまい、KORG GadgetとYAMAHAのMobile V Editorに初音ミクを放り込んで絶賛制作中のためであります。
まあどのみちiPhoneでないと曲は作らんぞという、清々しい意思表明ではございますが。
職場のPCには去年Cubaseを入れてるんですけど、ハッキリ言ってミックスダウンにしか使ってないという、ね。
溢れんばかりのクリエイティビティをビビッドにリフレクトさせてウォーターフロントでエグゼクティブなプールバーをベンチャーするには寝モバが一番であります。何言ってるんでしょうか。
さて本日…いや日本時間では昨日か。
こう書くと海外在住人気ブロガーみたいですね。まあ今夜は高田馬場なんだけど。
それはともかく、ELECTRIBE Waveが待望のバージョンアップを果たしております。
何がどう変わったか、ざっくり書くと
- ドラムパートにサンプルをインポート可能。
iTunes経由、AudioPaste、Audioshare、そして次項に書いたKORG様謹製のフリーサンプルをインポートできます。
たまたまAudioShareに、KORG iKaossilatorのフレーズがあったので、放り込んでみたら8小節のパターンもそのまま入ってしまいました。これ、実は衝撃的な進化。
つまり他のアプリで作ったフレーズをベースに曲作りできるというわけです。凄いぞ、うむ。
- ドラムパート音源にフリーサンプルを無料で追加可能(要ダウンロード)。
前項に書いたフリーサンプルパック。中身はロック向けのドッタンバッタンなドラムキット、ドンカマチックのキット、M01からのFX系音源。
これ、M1ではなくそれをベースに開発されたニンテンドーDS用ソフト"M01"の音源なのがミソ。
ギターノイズとか、昭和アニメを思い出して涙が出そうなSEなど、独特のライブラリを使ってた人には嬉しいところ。嬉しくないのか、俺は嬉しいぞ。
- ドラムパートのグループ分けが可能に。
これ、もともとD5とD6、そしてD7とD8がその対象になってましたが、すべてのパートでグループA/B/OFFを選択できるようになったということで。
任意のパートをOFFにできることで、アサインの自由度が高くなったと言えますな。
全パートをAにしてランダムに鳴らすなんて変態リズム作成も可能なわけですが、やりませんかそうですか。
- ウェーブテーブルにエクスパンション・パック2種登場(有償)
"Solid Waves"と"Atmospheric Waves"というパックをオプションで追加できます。あっさり書けば、前者はベースやメロディ向き、後者はポリフォニック向きかなと。
POSITIONにモジュレーションをかけてみたところ、変化がわかりやすい波形が多いなというのが第一印象。確実にサウンドの幅が広がるので、入れといて損はないです。
他にもエクスポートのバリエーションが増えたとか、パターン選択画面で再生時の切り替えがいろいろできるとか、バージョンアップの恩恵バリバリなわけですが、個人的に大きいのはドラムパートのインポートですな。
ダンス系で曲作りしやすいのは、ドラムパターンをチマチマ打ち込まずに済むiKaossilatorだと思うんですが、音のバリエーションが乏しいという欠点もあったわけです。
それなら例えばiKaossilatorで作ったスネア抜きパターンをインポートして、好みのスネアを重ねてGroove機能でノリを加えたり、さらにGRAIN SHIFTERで加工してみたりと、トラック作りの速度が加速しそうな気がします。
テンポとスケールを合わせておけば、ELECTRIBE Wave側で適当にコードを入れても、そこそこ完成度の高いトラックができるんじゃないでしょうか。
ここしばらく使っておらず、クラウド逝きとなっていたiKaossilatorの需要が急激にアップしたように思います。
ひとまず、職場で与えられた課題をクリアして、また新曲作りに明け暮れたいぞと決意を新たにする今日この頃であります。