Pioneer DJ TORAIZ AS-1を買った理由。
唐突ですが、昨年Pioneerから発売された初のアナログシンセTORAIZ AS-1を購入してきました。
久々にハードシンセを買おうと思って数ヶ月、モノ/ポリ問わず、のちの生活に困らない程度の価格帯から悩みに悩み、選びに選び抜いたのがこの機種であります。
僕がAS-1に感じた魅力をザッと書くと
また、好事家向きの安心ポイントとしては
- アナログ音源(エフェクト除く)
- DSI(Dave Smith Instruments)社※監修
- Prophet-6の回路をベースに開発
※今年のある時期から社名が「SEQUENTIAL」になりましたとさ。
というところでしょうか。
最後の3点は、僕にとってさほど強烈な購入動機ではなかったのですが、むしろ買ってから驚かされたことが多かったという(次の稿参照)
実は拙ブログ、過去にこのAS-1に触れたエントリーがありまして。
この稿の主旨は「ビバ!モノトライブ」でして、monologueやAS-1のようにプリセット音の多いシンセを引き合いに出したのは「せっかくのアナログなのに、495もあったら音を作らんくなるでしょう」(名古屋アクセントでお読みください)という理由。
AS-1には悪役的な役回りを与えてしまったわけですが、お恥ずかしいことに、実はこのエントリーを書いている時にその存在を知ったのです。
つか、みんなはパイオニアがアナログシンセを作ってるなんてこと、知ってたかい?
そんな次第で「否定はしたけれども、一応お主の実力とやらを診てやろうではないか」という僕なりの武士道精神から、楽器店へ足を運び実際に触ってみたわけです。
第一印象は「デカいmonotronだな」
第二印象は「いや、こりゃmonotribeだな」
筐体は意外とズッシリ重く、パネルの仕上げも高級感があります。コントローラーもしっかり作られていて、僕が普段スタジオで接している業務用の音響機器と比べても遜色ありません。
そして鳴らしてみたところ、中域がしっかり出ていて驚きました。低域だけ妙に特化した最近のアナログシンセの存在感とは雲泥の差で、小手先感のかけらもない。
オシレーターの太さ、フィルターの心地良さといった基礎体力の高さに加え、アサイン次第で表情を激変できるスライダーの存在、これも高ポイントでした。
時同じくして、タッチ鍵盤やらアルペジエイターやらシーケンサー搭載など、なんとなく似たコンセプトのUno Synthも登場し、比較しながら実奏したわけですが、音が違いすぎました。
もうひとつ比較したのは、以前こちらでも取り上げたRolandのSE-02。
Studio Electronicsの開発だけあってMinimoogを相当に意識して作られたようですが、オシレーター自体の良さ、フィルターの切れ味など音の良さではAS-1と対等です。
前面にノブが全て出てるのはいいんですけど、あのBoutiqueサイズゆえ、単体で使いづらいのが最大の難点かなと。
難点と言えば、AS-1では逆にパネルに出ているノブが少なく、細かい音作りをエディット画面で行うのに抵抗がある人もいるように思います。
これもPC用のエディターで解決するというものの、僕自身ACの結線すら面倒くさがるモノグサですから悩ましい。まあ使っちゃうんですけどね。
ぶっちゃけ慣れてしまえば、本体のみのエディットも大して苦ではない、と書いておきます。
さらに乾電池で駆動してくれたら最高でしたが、どう聴いても「これは電気を食う音だ」としか思えないので止む無しかと。
ところでDave Smithと言えば、あのProphet-5の生みの親のひとりであり、YMOなんぞを嗜んでいて『BGM』あたりをベストに挙げるような僕からすれば、それはそれはひれ伏してしまうような存在であります。
とは言え。
以前担当していた番組のディレクターが、Prophet'08をベースとしたMophoを購入し、自慢してきやがりました。
音がいいとは思ったんですが、モノグサのワタクシ、鍵盤やパッドなどもなく、単体で鳴らせない楽器には興味を抱かなかったのであります。
とにかく現在の機材チョイスの優先順位としては
単体で使える>コンパクト>エフェクト完備>音がいい>巨匠の作
であります。
エフェクトボタンをon/offしながら思うのは、これまで僕が所有したシンセが「面白くて遊べるシンセ」だったのに対し、AS-1は「面白くて音のいいシンセ」なんだということ。
先にも書きましたが、これまでのどのシンセより長く付き合えるシンセになると思います。
ちなみに、AS-1についてはさほどWeb記事が上がっていない中、この開発者インタビューはなかなか読み応えがあるかと。
実は僕が購入したお店でもあり、たまたま店頭にいたのもこのインタビュアーの方だと思います。
会計後「これは本当に買って良かったと思えるシンセですよ」と言われました。はい、本当にそう思います。
また面白い使い方があれば追記なんぞ。
ELECTRIBE Waveがバージョン2.0.0に。
毎週1曲ペースで来ていたKORG ELECTRIBE Waveでの曲作りですけど、ちょいとお休みしてます。
11月に入って、職場で「昭和初期の歌謡曲みたいなのを」という、あまりにもELECTRIBEとかけ離れたオーダーが来てしまい、KORG GadgetとYAMAHAのMobile V Editorに初音ミクを放り込んで絶賛制作中のためであります。
まあどのみちiPhoneでないと曲は作らんぞという、清々しい意思表明ではございますが。
職場のPCには去年Cubaseを入れてるんですけど、ハッキリ言ってミックスダウンにしか使ってないという、ね。
溢れんばかりのクリエイティビティをビビッドにリフレクトさせてウォーターフロントでエグゼクティブなプールバーをベンチャーするには寝モバが一番であります。何言ってるんでしょうか。
さて本日…いや日本時間では昨日か。
こう書くと海外在住人気ブロガーみたいですね。まあ今夜は高田馬場なんだけど。
それはともかく、ELECTRIBE Waveが待望のバージョンアップを果たしております。
何がどう変わったか、ざっくり書くと
- ドラムパートにサンプルをインポート可能。
iTunes経由、AudioPaste、Audioshare、そして次項に書いたKORG様謹製のフリーサンプルをインポートできます。
たまたまAudioShareに、KORG iKaossilatorのフレーズがあったので、放り込んでみたら8小節のパターンもそのまま入ってしまいました。これ、実は衝撃的な進化。
つまり他のアプリで作ったフレーズをベースに曲作りできるというわけです。凄いぞ、うむ。
- ドラムパート音源にフリーサンプルを無料で追加可能(要ダウンロード)。
前項に書いたフリーサンプルパック。中身はロック向けのドッタンバッタンなドラムキット、ドンカマチックのキット、M01からのFX系音源。
これ、M1ではなくそれをベースに開発されたニンテンドーDS用ソフト"M01"の音源なのがミソ。
ギターノイズとか、昭和アニメを思い出して涙が出そうなSEなど、独特のライブラリを使ってた人には嬉しいところ。嬉しくないのか、俺は嬉しいぞ。
- ドラムパートのグループ分けが可能に。
これ、もともとD5とD6、そしてD7とD8がその対象になってましたが、すべてのパートでグループA/B/OFFを選択できるようになったということで。
任意のパートをOFFにできることで、アサインの自由度が高くなったと言えますな。
全パートをAにしてランダムに鳴らすなんて変態リズム作成も可能なわけですが、やりませんかそうですか。
- ウェーブテーブルにエクスパンション・パック2種登場(有償)
"Solid Waves"と"Atmospheric Waves"というパックをオプションで追加できます。あっさり書けば、前者はベースやメロディ向き、後者はポリフォニック向きかなと。
POSITIONにモジュレーションをかけてみたところ、変化がわかりやすい波形が多いなというのが第一印象。確実にサウンドの幅が広がるので、入れといて損はないです。
他にもエクスポートのバリエーションが増えたとか、パターン選択画面で再生時の切り替えがいろいろできるとか、バージョンアップの恩恵バリバリなわけですが、個人的に大きいのはドラムパートのインポートですな。
ダンス系で曲作りしやすいのは、ドラムパターンをチマチマ打ち込まずに済むiKaossilatorだと思うんですが、音のバリエーションが乏しいという欠点もあったわけです。
それなら例えばiKaossilatorで作ったスネア抜きパターンをインポートして、好みのスネアを重ねてGroove機能でノリを加えたり、さらにGRAIN SHIFTERで加工してみたりと、トラック作りの速度が加速しそうな気がします。
テンポとスケールを合わせておけば、ELECTRIBE Wave側で適当にコードを入れても、そこそこ完成度の高いトラックができるんじゃないでしょうか。
ここしばらく使っておらず、クラウド逝きとなっていたiKaossilatorの需要が急激にアップしたように思います。
ひとまず、職場で与えられた課題をクリアして、また新曲作りに明け暮れたいぞと決意を新たにする今日この頃であります。
bandcamp始めてみた。
えっと、bandcampにアーティストページを作りました。
これまでもSoundcloudに作品を公開してはいるんですが、「やってみた」的なスケッチや他の人に書いた曲のデモなど非公開音源も多く、倉庫みたいな使い方になってました。
で、先日からaigp名義で曲を公開し始めたこともあり、完成品だけ置くために別アカにするか悩んでおりまして。
挙げ句、bandcampでもアップしていこうかなと至った次第です。
11/1現在、KORG ELECTRIBE Waveのみで作った4トラックを公開しています。
今のところは週1曲ペースでアップしてますが、今後は正直なところわかりません。
曲ごとの画面で「100円」とあるので腰を抜かす方もいるかもしれませんが、専用アプリからストリーミングするなら無制限再生、のことなのでぜひ。検証してないけど。
高橋ユキヒロ、再起動。
先日のYMOベスト盤『NEUE TANZ』が巷でHOTな中、高橋幸宏さんのファースト・ソロアルバム『Saravah!』が復刻されました。
いや、復刻というのは正しくないか。
1978年に収録されたバックトラックはそのままに、ヴォーカルを40年ぶりに新録、ミックスダウン&マスタリングされました。
アルバムタイトルも『Saravah Saravah!』としてリブートされたわけです。まあ『シン・ゴジラ』のようなものですかね違いますね。
そしてアーティスト名は「高橋ユキヒロ」。38年ぶりの表記復活です。
そりゃね、「高橋幸宏」で検索したって出てきやしねぇってもんです。
- アーティスト: 高橋ユキヒロ
- 出版社/メーカー: 日本コロムビア
- 発売日: 2018/10/24
- メディア: CD
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このアルバム、小生にとってはYMO界隈を何十年も聴き続けることになった動機のひとつでもあります。
YMOブームの最中、小学6年生だったアタクシは、FMラジオでユキヒロさんのソロ曲を聴き、ネスカフェも真っ青のヨーロピアンブレンドっぷりに「えっ、テクノじゃないけどすげぇカッコいい!」と感動したわけです。ところが曲終わりにタイトルを言わなかったのです、クソDJが。
ひとまずレコード店に貯金を全額持参し、当時リリースされたアルバム『NEUROMANTIC』を購入したわけですが、ついぞこの曲は発見できず。
無論このアルバムも傑作ではありましたが、「その日は、みんなでネ。」じゃねーだろ、いつ来るんだよ、俺があの曲を聴ける「その日」はよぉ…と帯を見ながら悲嘆に暮れておりました。
それから中学に上がり、若干お小遣いも増額され、メンバーのソロ作を買ったり友人にダビングを依頼してるうちにようやく出会ったのがオリジナル版『Saravah!』。
僕がFMで知った曲は「LA ROSA」でした。
『Saravah!』はサディスティックスが空中分解しつつ、YMOに加入したばかりのユキヒロさんが多数の友人を招き、坂本教授にアレンジを託して完成させたわけですが、ほぼスタジオミュージシャンによる生演奏。
YMOに向けた習作の色濃い「MOOD INDIGO」も教授の手弾きなんだそうで、まあ才能爆発ですな。
本作と後にスネークマンショー『戦争反対』で発表される「今日、恋が」など、坂本教授の生オーケストレーションと幸宏さんのコラボに外れなし。
暑苦しいジプシー・キングスでおなじみの「VOLARE」やレゲエアレンジで再構築された「C'EST SI BON」といったカバー楽曲のセンスもバッキングも素晴らしく、細野晴臣さんの『泰安洋行』に並ぶシティポップス、いや加工貿易ポップス(©北中正和)の傑作として手離せない一枚です。
なお、ヴォーカリストとしてのユキヒロさんは、サディスティックス時代の甘い声から「フーマンチュー唱法」へのミッシングリンクともいうべき、抑揚を抑えた低音気味の歌唱を披露し、この時期独特の雰囲気がありました。
それから40年後に新録されたヴォーカルは、80年代初頭に会得したブライアン・フェリー直系(爬虫類系)節回し、90年代の「幸せひとり占め」「三国一の幸せ者」「思わず幸せになってしまいました」の大人の恋愛三部作を経た、健気で繊細でシニアエイジで抑揚アッパーとなっており、かなり印象が異なります。
メロディラインの起伏が激しい「BACK STREET MIDNGHT QUEEN」はその真骨頂かと。
30数年も聴いてきたこともあり、まだ慣れてないゆえところどころで「あれ?」と思う節回しも正直ありますが、当時のキーそのままなのにオリジナルよりハイ気味で歌える60代ヴォーカリストはなかなか稀有だと思います。再結成して日本で稼ぐ老いぼれバンドどもに聴かせてやりたいですわ。
新たにマスタリングされた音像は、オリジナル盤にあったハモンドやエレピなどの中低域のモゴモゴが整理され、ステレオ分離もよりクリアに。ミュージシャンたちの往年のプレイを存分に楽しめます。
教授による唯一インストの「ELASTIC DUMMY」も多分に漏れずクリアに蘇っております。松木恒秀さんや和田アキラさんもセッションに加わっているのか、70's大野雄二感濃厚でそのまま70's日テレのバラエティに使えそうですな。
で、僕をポップスに引きずり込んだ「LA ROSA」ですが、よく聴くと若干音数が整理されているようで、Aメロのバックにいたハモンドがミュートされていたり、同じくハモンドソロの歪みが抑えられていたりします。この辺りはマスタリングではなく、ミックスで手が入れられているんだろうなと。
いずれにせよルーツ音楽を臆せず晒したソロ作があるからこそ、我々も界隈で豊富な音楽体験をさせていただけるわけです。ああ有り難や。
ちなみに11月にはオリジナル『Saravah!』もリマスタリングで再発されるとのこと。
こうなると『音楽殺人』のリマスタリングにも期待してしまう、そんな2018年の秋であります。
YMOはやっぱすごいわ(小並)
はてなの無課金ユーザーなので、このブログを見る方について細かい分析などまるでできないし、する気もほとんどないんですけども、まあおそらくYMOが大嫌いだという人はいないと思うんですよね。適当な想像ですけども。
織田信長の死んだ歳と同じ僕なんかモロですからね、世代的に。
シンセサイザー道なんかに足を踏み入れて廃人になったきっかけが平沢進さんならまだしもTMNのわけがない。
そりゃもおYMOですよ。信者なんてもんじゃないっすよ。全アルバムの収録曲を順にすらすら言えなければこの峠を越えさせないよと、そんな中年ですよ。
それはともかく、AppleMusicで見つけたんですよ、こんなアルバム。
テイ・トウワさんが選曲、砂原良徳さんがリマスタリングという、実に2010年代YMO界隈な人選ですが、僕にとっては世代がほぼ一緒でセンスも近いご両人(誇大妄想)ゆえ、収録曲はもう納得尽くです。
は?ライディーン?テクノポリスだと?そんなもの捨ててこいよっていう、ね。
思えば、あの「CAMOUFLAGE」が入ったベスト盤なんてなかったし、YMOだっつってんのに高橋幸宏さんの「GLASS」、教授の「RIOT IN LAGOS」や細野晴臣さんの「SPORTS MEN」といったソロ作が入ってようが、「僕はいいと思うけどな」としか言いようがない。
細野さんのソロならここは「PLATONIC」一択だろ、なんて意見はひとまず伏せておくけれども。
ともかくこのベスト盤、まあさんざん出尽くした感のあるベスト盤、かつて「アルファ商法」なんてこき下ろされたベスト盤ではありますが、本作はまあ騙されたと思って聴くと良いです。
リマスタリングというのは実に素晴らしいと感心するばかりですから。
たぶん『BGM』の収録曲なんてどれも1,000回は聴いたはずだし、寝ながらヘッドフォンで研究に近い聴き方をしたことも何十回とありますが、本作を聴くと「まだこんな音が埋もれてたのか!」と世界ふしぎ発見間違いなし。
YMOの音は全部聴きこんだつもりでしたが、いや、これは大袈裟でなく目からウロコ、耳からもウロコがこぼれます。
今さら20歳以上歳の離れた人たちに「おい、そこの若いの、俺のYMOを聴いてくれ」なんていう気はないですけども、老眼や肝臓の数値が気になり始めたRipe Ageにこそお薦めいたします。
ということで、2年ほど前にKORG Gadgetでコピーした「Nice Age」を紹介して本稿を締めさせていただきます。
耳コピで作っちゃったんで『NEUE TANZ』版を聴くと、全然フレーズが拾えてなかったことやスネアのチューニングの違いに気づき恥じらいを禁じ得ません。
まあこの曲はオリジナル同様カットアウトしてほしかったな、蛇足ですけども。
ELECTRIBE Waveは、とにかく捗る。
ズバリ言って(©アントニオ猪木)ELECTRIBE Waveでの曲作りは快適さが半端ねえんです(一部を除けば)。
あえてカッコ書きしたのは、パターン間で特定パートのシーケンスのやりとりができないことなんだけどね。
まあ、これはいずれバージョンアップでなんとかなるんじゃないかと勝手に期待しております。
ソングの組み立てがKORG Gadgetとはまったく異なるので、どちらが良い悪いとは言いづらいのだけど、一筆書きのように作曲を始められるのは嬉しい。
というわけで、3週連続で曲が1曲ずつ仕上がってるわけで、飽き性の僕にしては相当レアですよ。
ELECTRIBEシリーズの特徴は、フィルターではなくモジュレーションで音作りができる点。
このELECTRIBE Waveでは、パンやエフェクトまでモジュレーターにぶっ込むことができ、おまけに波形にはS&H(サンプル&ホールド)まである。まさにゴッチ直伝(ちょくでん)であります。
「直伝」は「ゴッチ」が付くと「ちょくでん」と読みます。くれぐれも。
特にDELAYやGRAIN SHIFTERをアサインすると、橋本真也もかくやというほど予測不能な破壊っぷりをしてくれるのがたまらない。
さらにMOTIONタブを併用すれば、特定ステップでDEPTH=ゼロワンにしたりと、破壊王を制御できてしまうのです。
KORG Gadgetでも同じようなことはできるんですが、シーケンス画面で目当てのパラメーターを探すのに、延々と縦移動させられるので、ズバリ言ってめんどくせえんです(©アントニオ猪木)。
とにかくELECTRIBE Waveはパラメーターの呼び出しが快適なわけだ。いやわけです。
今回の曲はひとつのパターンでフレーズをきっちり作っておいてから、コピー先でいろんなパートをグレインしまくったりトランスポーズしたりパンを振りまくったり、という作業で作ってます。
しばらくはこんな感じのリズム遊びが続きそうであります。
新譜PVを作ってみた。
前回に続き、動画公開のお知らせだす。
ELECTRIBE Waveで作ったトラックをSoundCloudにアップして、ふと履歴を見ると20曲ほどの小品が。
2012年あたりから主にiOSアプリで作ったものが多いんだけど、中にはmonotribeをフィルターにしてみたり、Roland SYSTEM-1のアルペジオやTB-3のシーケンスをWAVにしてiPhoneで発展させたりと、ハードを駆使した曲もそれなりにありました。
しかし、そのほとんどがまさに「小品」と書きたくなるほど短い、1〜2分のトラックばかりなので、プレイリスト化して置いとくよりは、何かまとめようと思ったのであります。
で、30秒前後に編集して映像を付け、架空のアルバムダイジェストにしてみたのが、この動画という次第。
ついでに音楽活動において何か名乗ろうと思いまして。ほら、コーネリアスとか、オリジナル・ラヴとかエイフェックスツインとかさ。
でもどうせ名乗るのなら、英語圏の方が見て「何じゃそれ」というものにしようと、「A.I.G.P.(オルタナ国際グランプリ)」に決めました。
飽きなければ、今後はこの名で活動しようと思います。
まあ、ライブはめんどくさいのでしませんけれども。
フルサイズ楽曲はsoundcloudでアップしとります。
ちなみにトラック1の"NEU YEAR"はちょうどこのブログを始めた頃、volca keysをひたすらダビングして作った曲。
トラック10"SOMETHING ELSE"は、KORG M01Dで初めて作った曲。
その他はいろいろ混ぜたので、記憶にある機材とアプリを列記しておきます。
Roland
SYSTEM-1/TB-3
YAMAHA
TNR-1/Yamaha Synth Book
Moog
Minimoog Model D/Animoog
KORG
KORG Gadget/ELECTRIBE Wave/KORG Module/
ikaossilator/kaossilator2/monotribe/monologue/
mini kaoss pad 2/volca keys/volca beats/M01D/
DS-10 plus
iceWorks
ARGON Synthesizer
NATIVE INSTRUMENTS
iMaschine 2