sh101's blog

シンセとラジオの40数年。

今さらながらmonotribeを讃える

久しぶりにmonotribeを引っ張り出してmini kaoss pad 2Sを繋いで鳴らしていたら、思いの外没入してしまった。
とんでもない時間泥棒であった。迂闊だった…


最近volca mixを買って、配線まみれになっていた反動なのかもしれないが、単体の機器をひたすら弄り倒したのは、monologueを買った時以来だ。

以前も書いたと思うけど、monologueはminilogueではなく、monotribeの系譜にあたるシンセだと考えている。
それでいて、monotribeの方が優れていると感じる点はまだまだある。

超高速LFOの搭載、エンベロープの割り切り※など、monotribeの特徴を受け継ぎながら、音色ごとに記憶できるシーケンサーを搭載し、スリム鍵盤をインターフェースに採用したmonologue 。

対してmonotribeの最も目立つ欠点にして最大のメリットは、メロディが作りにくいということだ。

monotribeのリボンコントローラーとmonologueのスリム鍵盤、曲作りに適しているのはどう考えても後者だ。

しかしmonotribeを弄り倒した先にあるのは作曲ではなく、音を楽しむアートフォームしかあり得ない。

いや、こんな遠回しの言い方もアレだからぶっちゃけよう。

要するに、ずっと鳴らしていても飽きちゃうんで、ノブやスイッチを弄りまくって偶発的にカッコいいフレーズと出会うまで格闘しなければならない、という宿命こそが、monotribeの素敵なポイントなんですな。

対してmonologueのプリセットサウンドには格好のよろしいシーケンスがセットされている。だからしばらく鳴らしておいても飽きない。
だから、音作りのためにノブを回せなくなる。

これはもう、決定的な違いだ。

実は今月、こんな記事を読んだのだけど、Pioneer DJのシンセAS-1には、プリセットが495音あり、しかもそれぞれにシーケンスがセットされているそうな。

495もあれば、お気に入りのサウンドやシーケンスはいくつもあるはずで探し甲斐がある。プリセットを順に鳴らしてるだけでお腹いっぱいだろう。

これが、いままさに僕がmomologueに対して思っていることでもあり、もっと言えばvolca fmやSYSTEM-1についても同様に、音作りする前にある種の満足をしてしまうわけである。

monotribeに話を戻せば、音色についてはまったく記憶してくれないし、シーケンスも16ステップを1パターンしか保持できない。
ましてやインターフェースはリボンコントローラーである。メロディアスかつリズミカルなパターン作成には向いてない。

だからアクティブステップや、プレイしながらの抜き差し、あるいはリアルタイムに音階を適当に押さえて変えていく。いや、正解が見つからないから、とにかく指先を動かして変えざるを得ないのだ。

そこに生まれたフレーズやサウンドに一期一会の精神で向かい合う。これがmonotribe道なのだ。

もう6年も前だけど、こういうムービー見ちゃうと、やっぱりmonotribeにはこの遊び方しか見つからない、と思ってしまう。

あとは内臓された独特のリズムサウンドが、volca beatより断然好み、ということもあるんだけどね。

とにかく全てにおいて満足できる、というマシンはなかなか存在しないのだなぁと思う今日この頃であります。


※実際はminilogueをモノ化してコンパクトにするために削ったのだろうが、monotribeでの実績があったからこその割り切りだと思われる。

volca mixを買ってみた。

ということで、4ヶ月ぶりの更新です。

3月に発売されて、なんとなくステイしていたvolcaシリーズの最新作"volca mix"を買ってみました。

今さらvolca mixが何なのか、こんなブログに足を運んでくださる好事家の皆さんに説明するのもアレなんですが、簡単に書くと、volcaシリーズとの接続に特化したアナログミキサーですね。

ACのみの1way電源は、volcaシリーズとして初。
volcaシリーズを連れて野原や河原に行っても、残念ながらこの機種だけ使えないのです。
その代わり、コンセントがひとつでもあれば最大3台のvolcaを繋ぐことが可能という、インドア派にはたまらないミキサーです。

そしてvolca同士を同期できるSYNC端子もあるわけですが、このvolca mixには再生ボタンが装備されています。
実は、これが今までありそうでなかった便利機能。

これまでvolca同士を一斉に再生したい時は、SYNC接続した複数のvolcaのプレイボタンを「せーの」で同時押しする、というファミコンの裏ワザみたいな方法しかなく、3台以上の同期ともなると、誰か暇そうな人を呼んでくるか、足の指あるいはアゴを使うしかない、という悲しい有り様でした。

volca mixをSYNCのマスターとして接続すれば、ボタンひとつで一斉に鳴り出してくれるわけです。
方法は至って簡単。接続したvolcaのプレイボタンを押してスタンバイしておき、mixの再生ボタンを押すだけです。

volca mix単体で見ると、他のモデルに比べてパネルがずいぶんスッキリしている印象ですが、これには理由があります。
3台繋いで電力を供給し、シーケンスを同期させようとするとパネル上がケーブルだらけになるからです。

DC-DCケーブル3本、オーディオケーブル3本、SYNCマスターとした場合でもケーブル1本か必要。同期には他のvolcaのSYNC同士を繋ぐため、さらに2本のケーブルが必要です。ということで、上の画像にあるようなケーブル地獄と化します。

volcaシリーズのコンセプトには「スマート」なる文字は存在しません(たぶん)。
とにかく繋いで繋いで繋ぎまくってレッツ・グルーヴなわけです。

ボタン類のレスポンスはなかなか良く、ミュートボタンをテンポ良く押すことで、なんちゃってDJプレイも楽しめます。

またマスターエフェクトとして、エキスパンダーとダイナミック・レンジ・コンプレッサーを搭載。前者はモノ音源に広がりを加え、後者は低域をトリガーにサイド・チェイン効果を加えることができます。
内蔵スピーカーだといまひとつ変化がわかりにくいのですが、ヘッドホンを通すと、意外と使えることがわかります。

このvolca mix、KORG製であればvolca以外のマシンの一部でも同様の恩恵があります。
monotribeとmonologueを繋いでみたところ、ちゃんと電力供給され、シーケンスもしっかり同期してくれました。

ただ、付属のケーブル類が相当短いため、機器の配置はかなり限定されます。volcaよりサイズがちょいと大きいmonotribeでもコード長が足りません。
せめてオーディオケーブルくらいは1mくらいのものを用意しとくと良いかも。

ちなみに、僕はこれまでvolca同士のプレイではベリンガーのQ1204USBをミキサーとして使っていました。
マルチエフェクトを内蔵していて便利でしたが、ACを使おうにもコンセントの数が足らなかったり、乾電池で駆動させても寿命が気になったりと、結構心理的に面倒な局面が多かったので、volca mixには期待できるかなと。

minimoogがiPhoneにまでやってきた。

これを知らなきゃシンセを語るな、とまで好事家が叫ぶシンセがあります。
それがミニモーグでございます。

これぞ本物のシンセ、という表現もされてました。まあ電子音に本物も偽物もないと思うんですが、兎にも角にもこれを知ってないとシンセは語っちゃまずいそうです。ああ、良かった知ってて。持ってないけど。

確かに昨今販売されている製品を鳴らしてみても、モーグのシンセは別格と言う他ないほど太い音がします。本物かどうかはさておき、音がデブ、それだけは確かです。

つい最近まで生産されていたミニモーグは、日本円にして40万円前後の価格がついていたのです。
僕が小学生の頃読んだ『シンセサイザーに首ったけ』という書籍に載っていた、1981年当時の価格とさほど変わってません。

1970年に生まれ間もなく50年。回路的には進化しているものの、パネルレイアウトはほぼそのまま、というクラシックにも程があるシンセで、好事家の心の拠り所なのです。

時代は移り「ソフトシンセ」という、なんだか洒落た豆腐みたいなフニャフニャのPC世代においても、その太いサウンドの再現はひとつの憧れであったようです。

現在はハードシンセメーカーとしても知られるArturiaは、かつてミニモーグのPC用プラグイン"Minimoog-V"を生産していて人気を博しました。
2012年7月にmoogのライセンスが切れる寸前に、無料ダウンロードを敢行した挙げ句、名前を"Mini-V"と変えて販売継続したことで話題となりました。

もうお前らには「ミニ」で通じるだろ、と言わんばかりの明快さです。クルマの世界じゃ「クーパー」でしょうが、その手の好事家はミニと言えば「モーグ」なのであります。

そして2013年、そのMini-VをベースにiPad向けアプリとしてリリースしたのが"iMini"でした。

こちらはアスペクト比的にもなかなかにミニモーグっております。
実機を持ってないので、確認のしようがないんですけども、iPadに突っ込んで「これがモーグの音かぁ」なんて思いながら弾いておりました。
実機とこのアプリを弾き比べて「オー似テル似テル」とか言ってる海外のレビュー動画も観ました。

やがて僕のiPadが娘のようつべ再生専用機と化したので、iMiniもiPhoneでも使えるようユニバーサル化してくんねぇかな、と思っていたところ、ついに本家モーグ様がユニバーサルアプリをリリースされました。

その名も"Minimoog Model D App"。

こちらはiPadの画面。iMiniとどちらがお好みでしょうか。

しかし、本家本元は、その名を略さないものです。前田慶次はやはり前田慶次郎利益でなければならないのです。

実はモーグiOSにアプリをリリースしたのはこれが初めてではなく、2011年に"Filtatron"というフィルターモジュールをシミュレートしたアプリ、さらにベクトルシンセの新種ともいえる"Animoog"を発売します。

Filtatron

Filtatron

  • Moog Music Inc.
  • ミュージック
  • ¥600
Animoog for iPhone

Animoog for iPhone

  • Moog Music Inc.
  • ミュージック
  • ¥600

この後モーグiOSアプリはしばらく途絶えるわけですが、一昨年突如リリースされたのがモジュラーシンセ"Model 15"でした。

Model 15

Model 15

  • Moog Music Inc.
  • ミュージック
  • ¥3,600

ルックスから本気のモジュラーかと思ったんですが、弾くというよりは鳴らすのが目的のようで、プリセットの趣向もRolandAIRAから出たPLUG-PUTシンセ"SYSTEM-100"に限りなく近い、綺麗なシーケンスの流れる箱的な印象でした。

そして今回登場したのが、まさに全世界の好事家が待ちに待った"Minimoog Model D App"なのであります。

iPhoneで見ると、画面の1/4近くがメニューで覆われています。

ここで上部の[PLAY]ボタンを押すと、上部の圧迫感が薄まります。

表示領域が広がったのに、なぜか左端のController群が消えてしまうのはご愛嬌。

しつこいようですが実機を持ってないのでかなり適当に書きますけれども、この"Minimoog Model D App"、なかなか太いサウンドをお持ちです。

まあ本家本元の商品ですし、過去の名機があらかたDAWプラグインで蘇り尽くした2018年ですので、パラメータの挙動とサウンドは実機のそれだろうという仮説のもとご紹介すると、大きく異なるのは4ポリフォニック仕様となっている点。

これはプラグイン音源ではもはや当たり前で、iOSにおいてもKORGが先行して復刻したARP ODYSSEiもポリ仕様でした。

ここで気になるのは、ただでさえ存在感の強いMinimoogの音で和声を鳴らしたら聴くに耐えないものにならないのかしらん?ということ。
いろいろ試した結論としては、フィルター全開の音はやっぱり煩いかなと。少なくともアタックタイム0での和声は、立ち過ぎな感じもします。
この点を逆手にとれば、逆に存在感のあるパッド系は作りやすいと思います。

そしてアルペジエイター、ディレイといった、もう実機に付けといても何の問題もないFX群には、"BENDER"というパラメータがあります。
これは鍵盤左のピッチホイールとは違い、あくまでエフェクトの一種で、VCAを出た後にさらに個別のLFOを通してサウンドに厚みや不気味なエフェクトを付けられるもので、使用感としては効果の極端なコーラスというところでしょうか。

個人的にハマった機能は"LOOPER"。
適当にプログラムを切り替えながらアルペジエイターを鳴らしてみるとミニマル・ミュージックが一丁あがり。パフォーマンスにはもってこいでしょう。

ちなみにFXは全部で4種類。それぞれが、古い事務机の引き出しのようになっていて、全部出すとフロントパネルに覆い被さってしまうのがちょっと面白いです。

あのTR-8がリボーン。Roland TR-8S発表。

RolandからTR-8の上位機種、TR-8Sが今月24日に発売されるそうです。

これは重要だな、と思ったのはAIRAブランドでリリースされたことです。
SYSTEM-8の後、AIRAではDJソフトウェア"serato DJ"のコントローラーとしてDJシリーズの発売が続いていました。

DJ-505やDJ-808にはTR-8の縮小版のような機能があるにはあったんですが、昨今ではTB-3ですら楽器ではなくDJ機器コーナーにひっそり置かれていたりして、AIRAの目指すところはこれだったのか、と失望したこともありました。
いっそ『AIRAとは何だったのか』と題した本でも書いて一杯やりたくなる気分でした。

まあACBだってソフトウェアだし、筺体はあくまでガワだし、と言われたらそれまでですが、基本的に単体で面白みのないものは所詮コントローラーに過ぎません。

てなことで、久々に単体楽器がAIRAブランドに名を連ねることに、ホッと胸をなでおろす次第です。

https://static.roland.com/assets/images/products/gallery/tr-8s_front_gal.png

なんとなくNa◯ive Instruments製品に見えなくもないのですが、まあそれはさておき。

先代のTR-8から変わった点をザックリと挙げると、まずハード面ではパッドがベロシティ対応に、6系統のパラアウトも付きました。

音源部はTR-808、909、606、707、727サウンドがデフォルトで搭載されました。
またオリジナルのサウンドをSD経由でインポート可能。サンプルはモノラル44.1kHz換算で600秒(1サウンドあたり最大180秒)までインポートできるとのことなので、フレーズサンプリング以上のものが入れられそうです。

シーケンスではインストごとにステップ数を変えられたり、モーション・シーケンスも可能になるなど、細かいブラッシュアップがされています。

https://static.roland.com/products/tr-8s/images/img_tr-8s_06.png

ここで何気に「おっ」と思った新機能はフィルイン

"ソング"の概念がないTR-8(S)では、それこそ曲を展開する直前にオカズ入りのパターンを呼び出すか、スキャッターを回すなど、何らかのマニュアル操作を加える手間が要りました。
フィルイン機能をセットしておけば、2/4/8/12/16/32小節ごとに勝手にオカズを入れてくれるそうで、これなら展開直前に他の機種を弄る時間的かつ精神的な余裕も生まれそうです。

ちなみにYouTubeのRolandChannelでは、早速いくつかのデモ動画が公開されてます。

隣に置かれたSH-101などに惑わされてしまいますが、間違いなく単体で鳴っているサウンドでしょう、これは。

そして気になる市場価格は、75,000円前後に落ち着きそうです。先代機に有償のPLUG-OUT入れて、機能を向上したと考えれば妥当なところでしょうか。

自前のサンプルを加えられるようになり、さらに単体で遊べる予感満載のTR-8S。
またまた物欲がわいてきましたがな。

ところで緑色の縁取り、なくなったんスね。

シンセのエフェクトにFMラジオが役立つ話。

KORG monologueには、エフェクトがない。
まあ正確にはDriveがあるのだけど、ディレイやコーラスというTheが付くような類のものはない。
悲しいけど、これは事実だ。

前年にminilogueが発売された折、開発者の高橋達也さんはディレイについて「自分がシンセを使うときに必ず欲しくなる」と発言されたのに、monologueには搭載されていない。
無念だが、受け止めるほかない。

普段部屋にいる時はベリンガーのQX1202USBに突っ込んで内蔵エフェクトをかけてるんだけど、AC稼働のために寝転がって鳴らすにはちょっと不便だ。

そんなわけでちっちゃいエフェクターが欲しくなり、近所のHARD OFFを覗いてみた。

3万円台で売られていたKORG MS-20Roland SH-9を横目に、mini kaoss padあたりでもあればなぁと物色していたら、こんなものが売られていたのだ。

KORGのTONEWORKS”PANDORA”ことPX2Tである。
取説など付属品はなく、裸のまま3千円台で絶賛販売中だった。
ずいぶん昔に雑誌で見たなぁ、くらいの印象しかなかったが、iPhone6とか7とか8とか、あのサイズでそこそこ小さい。

どうやらギタリスト用のマルチエフェクターのようだ。ということはディレイくらい付いてるだろう、クオリティは不問だし、と即決でレジへ。

購入してすぐにリアパネルのフタを開けてみたら単三2本で動くようだ。
しかし取説もないので、どんなエフェクトが入っているのかもわからない。

そこで検索してみたら、KORGの公式サイトで取説PDFを発見。最後のページ下段を見て1997年製であるのを確認。おっと、20年も前の製品かぁ。

そして最初のページから見直したら、下記のエフェクトが搭載されていた。

当時のマルチエフェクターとして不可欠なものはほぼカバーされているようだ。
この他にギター用らしくチューニング機能や、33種のリズム&メトロノーム機能があるのだけど、予想もしていない機能が搭載されていた。

それはFMステレオトランスミッター

その名を聞くのは、ほぼ10年ぶりだろうか。
iPodの楽曲をカーステで鳴らす時に使ったアレだ。

それならと、早速説明書通りにPANDORAをmonologueと繋ぎ、FMトランスミッターをOnに。
たまたまPANDORAと同じサイズの2スピーカーFMラジオがあったので、近くに置いて周波数を合わせてみた。

おおおおおおおおおっ!鳴った鳴った!!

アナログのFMラジオゆえノイズはどうしようもないけど、なんとも懐かしい、味のあるサウンドでmonologueが鳴ってくれた。

ちなみに同じヘッドフォンをPANDORA、FMラジオそれぞれに刺してみたけども、FMステレオ特有のじわっと滲むような音像、そしてナチュラルなコンプが実に強烈。
FMラジオ自体が、立派にエフェクターと化している!

昨今は96kHzも当たり前のDAWの音世界で、何か強烈な存在感が欲しいという時は戦力になりそうだ。


動画も撮りました。音をラインで録っておけばよかったかな…

それにしても。
FMトランスミッター付きエフェクター、エレキ界隈ではメジャーなものなのだろうか?

検索したところ、少なくともKORG製品ではこのPANDORA(PX1T/PX2T/PX3T)しか見当たらず、他に海外製品がわずかに発見できた程度。
ちなみにPANDORAの現行商品はこちら。

残念ながら、4代目にあたるPX4で赤外線トランスミッターに代わり、さらにPX5DではUSB接続となってワイヤレス接続はなくなった模様。現行商品に至っては、LINE OUTのみになってしまわれた。

しかし、我が商売道具であるラジオ受信機が、斯様な形でシンセに繋がるとは思いも寄らなかった。いや、知恵が回らなかったというべきか。

なんと言っても全てが電池稼働のこのセット、ケーブルはmonologueとPANDORAを繋ぐ1本あればいいので、このままどこへでも持ち運べるのがいい。
需要がどこまであるかは知らないけれども。

手前味噌だけど、日本のAMラジオ局も続々とワイドFM化している今日この頃。
受信機を持ってる方で電気or電子楽器を趣味としてる方は、今すぐPANDORA探しをお勧めします。

いやホント、これマジで楽しいわ。

iPhoneにおいてKORG Gadgetがなかなかに頼もしくなっている件。

KORG Gadget for iOSのアップデートが来てたので、詳細を読むと、

KORG Moduleの新しいエクスパンション・サウンド・ライブラリーに対応しました。

とあったので、そのKORG Moduleの更新情報を見てみると、

だそうです。
そうか、KORG Moduleがユニバーサルアプリ化していたのをすっかり忘れておりました。

ふと思い出したことが。
2年前、こんなエントリーを投稿しておりましたアタクシ。

そうそう、あの時はKORG ModuleがiPad/iPhone別アプリだったんですよ。
それで他のModule音源が使えなくなるというリスクを冒してまでも、果敢にリモートインストールなるものに挑んだわけですね。

あれからiPhone7Plusに乗り換えたこともあり、普通にModuleを再インストールしてしまったんで、TRITONの音源は消えておりました。

そんなわけでガジェットの復元をやってみたところ、以前Module for iPadにインストールしていた「TRITON Best Selection」がiPhoneにも他の音源とともに入りました。


Moduleではパネルに”TRITON”の表示が入ります。


Gadgetでは”GLASGOW”ガジェット音源(32-131番)として登場。ブラウジングするのに手間取るのが難点かと。

こうなると他のエクスパンション・ライブラリーも入れてみたくなるもの。2/15までなら、半額の1,200円で手に入ります。

そこで今回は新たに発売された3本から「KApro Orchestral Dreams」を購入してみました。
このデモを聴いて決めました。

Made in USAなSFX超大作で使われそうなサウンドであります。

Gadgetにはオプション含めいくつかPCMシンセがあるんですが、「KApro Orchestral Dreams」は音の厚み、表現力で過去のガジェットに完勝です。ループされてないサンプルも多数あり、リアルなサウンド作りには必須でしょう。


この音色(KAPRO EPIC DRUM)にはいくつかのキーにフラムさせたサンプルがアサインされていて、ポイントを狙って鳴らすとそれだけで生っぽくなります。

不思議なことにこのライブラリーの最後には、尺八が入ってるんですけども、これを上記のデモのような音構成に混ぜると、ギャレス・エドワーズ版『GODZILLA』のサントラが出来上がります、ハイ。

Gadget関連記事を書いてなかった間に、新しいガジェットシンセもいくつか登場し、半年ほど前にも80年代の名機Mono/Polyのアプリもリリースされ、Gadgetでも”Montpellier”の名で搭載できるようになっておりました。

KORG iMono/Poly

KORG iMono/Poly

  • KORG INC.
  • ミュージック
  • ¥3,600

ちなみにKORG Gadgetにおけるガジェット(シンセアプリ)名は、何かしらの意味を持たせた都市名が付されています。例えばARP ODYSSEiであれば”LEXINGTON”(ケンタッキー州工業都市)のように。
しかるに”Montpellier”のケースはどう見てもワールドワイドなダジャレですな。

そしてエフェクトにも、初のマキシマイザーとして、DAWプラグインでおなじみの”DeeMax”がラインナップされ、金を払った分だけしっかりグレードアップしてくれる、そんな頼もしい奴となっております。

思えばiELECTRIBEを筆頭に、いくつKORGiOSアプリを購入してきたのか数えきれなくなってますが、近年の商品はポータルアプリのごとくKORG Gadgetにも投入できるため、仮に元のシンセに関心がなかったとしてもホイホイとポチってしまうわけで、なかなか商売上手だなぁと思う次第です。

願わくば、もうこどものオモチャになってしまったiPadに唯一残してあるiM1もユニバーサル化していただきたく存じます。KORG様におかれましては、何とぞご一考のほどよろしくお願いいたします。

KORG iM1

KORG iM1

  • KORG INC.
  • ミュージック
  • ¥3,600

ところでこのKORG GadgetはすでにリリースされたMac版のみならず、近日Nintendo Switch版も登場するそうです。

こちらにも、親愛なる佐野電磁さんのDETUNEさんが開発に加わっており、かつてiMS-20欲しさにiPadを購入したようにSwitchもなんとかしたいなぁ、でもハードシンセも欲しいなぁと悩む日々が延々と続いているのでございます。

prologue欲しいな、からのAIRA回帰。

一昨日から、もぬけの殻のこのアジトに来訪された方が多数。
アレですかね、KORGさんから発表されたアレについて検索された方が、ここへたどり着いたのでしょうか。

せっかくなので久々にエントリ上げてみるですよ。

発表された時の衝撃たるや。
minilogueからのmonologueと来れば、そりゃアナタ、次はもうprologueでしょう、と思ってたそのまんまでしたから、なにしろ。

いやアナログのフラッグシップ機、ここに極まれりですよ。
思えばリボンコントローラを付けたmonotronの登場から、暴れん坊のmonotribe、ストイックなvolca keys、そしてスリム鍵盤にアルミパネルとささやかなウッドパネルを纏ったminilogue、やんちゃぶりを取り戻したmonologueと来て、遂に標準サイズの鍵盤に8ボイスと16ボイスという2種ですよ。
ウッドパネルも、もう立派にサイドへびっちりと。これが呑まずにおれますか、え?おれますか。

実に心温まる吉報でしたよ。


こちらが16音ポリのprologue-16

そして8音ポリのprologue-8。16のみアナログコンプとブースター搭載。

今年の初めにmonologueゴールドを手に入れたワタクシですが、やっぱりポリにも行っとかないと、とminilogue購入を検討し始めた矢先だったのですよ。
でもね、やはりフラッグシップ機だけあって、お値段はなかなかなのです。

そこで、気分だけでも味わおうとmonologueブラックに手をつけようかと考えたわけです。
いや、わかってるわかってる、あの黒とこの黒は全然違う。ポリでもない。そんなこたぁ重々承知してるんだ、ぼかぁ。

ちなみに最近仕事で曲を作る時は、iPhoneKORG GadgetプラスmicroKEY AirかnanoKEY Studioのコンビネーションしか使ってません。

おそらく今後もこのままじゃないかと思います。

なんたってそこそこ音もいいし、何と言っても気楽。寝ながら作業できるというのは他の環境では得がたい点。
勤め人にとって、曲作りに必要なのは気楽さなのだ。

だからそんな僕がハードシンセを欲しがるのは、あくまでもホビーであり、あわよくばWAVに吐き出してGadgetに取り込もうという程度のものなのですよ。
もうバンド演奏も5年やってないし、DJなんて大学祭の余興でGREENOLIVESの”JIVE INTO THE NIGHT”とHOT GOSSIP”BREAK ME INTO LITTLE PIECES”をアナログ盤で繋いで以来25年やってないぞ。

だから無理は禁物なのだ。養う家族がいる中で、働き方改革で派手に残業代を叩き出せない中で、なかなかホビーに有り金をぶっ込めないのである。

ということで、慰めにRoland SYSYEM-1を引っ張り出してみたのだ。minilogueと同じく4音ポリだし。
いや、1年ぶりだなSYSTEM-1。PLUG-OUTにはPromarsが入りっぱなしでしたな。PCぶっ壊れてたし。

で、こんな感じでmonologueに繋いでみたのですよ。

これ、何をしてるかというと、ベロシティ対応のポリキーボードとして使えるmonologueで、ベロシティ非対応のSYSTEM-1を鳴らしてみたわけです。
ついでにシーケンサーもね。

SYSTEM-1に対する不満は、シーケンサーのないところと鍵盤の不甲斐なさだったのですよ。これでとりあえず解消。

しかしよく考えると、このシーケンサー、prologueには搭載されてないのです。
volca以来のKORGアナログマシンの最高の発明であるモーションシーケンスが、なぜここで断ち切られてしまったのか。これがprologue最大の欠点だと思うのですよ、うむ。

さて、ついでにPLUG-OUTもSH-2に入れ替えようと、今年買ったPCにあれこれ再インストールしてみたわけです。
いつの間にかRoland BridgeがサービスをBACKSTAGEに移してたんだけども。

購入履歴を見たら…あれっ、SYSTEM-1のPLUG-OUT版まで買ってたのか。忘れてたな。

Ableton Liveから順調にSH-2をPLUG-OUTしたついでに、ハード版SYSTEM-1のメモリも入れ替えてみることに。
つーか、PLUG-OUT版のライブラリー、初めて覗いた気がするなぁ。

279音もあるのか…。
ここから64音に絞ってハードへSENDするという地道な作業。

ところが困ったことに、SYSTEM-1ってこんなに音が良かったんだ、と再認識してしまった。
まあ、4年前に弄り倒していたつもりだけど、KORGの音に馴染みすぎていたのか。

ううむ…紆余曲折というやつだ。
ということで、こっちも選択肢に入ってきたのである。

8ボイスであれば価格帯も近い。これは完全なる競合だ。
そもそもアナログに拘っているわけではないし、欲しい音がすぐに鳴らせるか、欲しい音に近づくようすぐに弄れるか、僕の希望はそれだけなのだ。

それではサイズを合わせて並べてみよう。


ううむむむむむむむ