sh101's blog

ちょっとお小遣いを貯めればなんとかなるシンセを語る日々

KORG NTS-1をナメてました。ごめんなさい。

新型コロナウイルスが世界中で猛威を奮っております。
なんだか評判の悪いWHOが"COVID-19"と命名したそうですが、海外の新鋭メーカー製19音ポリシンセにしか思えないのは何かのお病気でしょうねお大事に。

さて名古屋くんだりでも不要不急の外出を控える人たちが増え、ワタクシも「週末に何か集中できることを」という大義名分のもと、KORGNTS-1を購入してまいりました。

実は今年1月に品切れ状態だったのと、RolandのMC-101に夢中ですっかり忘れてたんですけどね。
発売から半年近くも経ってのレビューに意味なんかあるのでしょうか。

まあ、それはさておき。
ご存知でしょうが、このNTS-1はDIYキット、つまり完成品ではなく、自分で組み立てるシンセです。
工具(ドライバー)も付属しているので、必要なのは一枚成形のパネルをパキッと分割できる腕力のみという親切仕様です。

ワタクシの場合、全て組み上げた後に、サイドパネルがパカパカして落ち着かないことこの上なし。

ネジを全て外してみたら、四隅の金属パーツとサイドパネルの留め方を完全に勘違いしていたことがわかり、最初の工程から組み立て直す羽目に。
誰でも簡単に作れるものすら失敗するとは、不器用にも程がありますね。

そんな事情で完成に30分を要してしまったので、本来なら20分もかからず仕上がるんでしょう。

久々にmonotronを引っ張り出して並べてみました。
「アナログの復権」をテーマにmonotronが発売されて9年、まさかVAシンセにリボンコントローラーが再活用されるとは。

鳴らしてみたところ、想像以上にすごい音がします。
エフェクトの功績も大ですが、税抜き1万円とは思えないゴージャスな出音です。
どこまでも果てしなく伸びるリバーブは、なかなかお耳にかかりません。
ブラインドテストで価格当てクイズなんか開催してみたいものです。

OSCモードはShape可変のノコギリ波、三角波矩形波に加え、VPM(Variable Phase Modulation)とユーザー・オシレーターから選べますが、VPMがとにかく面白い。

AノブとBノブの組み合わせがFM音源でいうところのキャリアとモジュレーターで、サイン波から、ノコギリ波風の太い低音、金属音まで幅広いサウンドが得られます。
マニュアルではなぜか「パルス波」と書かれてるのが不思議。

LFOはPitchまたはShapeにかけられ、PWMも作れます。

FILTERモードには3タイプ(LPF/BPF/HPF)あり、それぞれに2ポール/4ポールを選択可。オフにすることもできます。
モジュレーションはLFOのみで、エンベロープがないのは惜しいところですが、その分ノブコントロールで遊びましょう。

EGモードはノブでアタックとリリースのみ弄れますが、5種類のタイプから選べるので困ることはないかなと。
珍しいのは"AR loop"で、セッティング次第でスライサー的なサウンドが作れます。
LFOトレモロが作れるのは、この価格帯では珍しいかも。

そして前述のエフェクトは3系統。
MOD(コーラス/アンサンブル/フェイザー/フランジャー)、DELAY(ステレオ/モノ/ピンポン/ハイパス/テープ)、REVERB(ホール/プレート/スペース/ライザー/サブマリン)と種類も豊富。しかもクオリティもかなり高いです。

特にリバーブは近年稀に見るビシャビシャ加減なので、印象に残るワンショットが作れそうです。

この価格帯でリバーブ搭載なんて、30年前の自分に聞かせたら驚くでしょう。ま、謎の新ウイルスでパンデミックの方がインパクトは強いでしょうが。

アルペジエイターはすでにvolca FMなどにもありましたが、リボンコントローラーを弾きこなすのはあまり現実的ではないので、volca以上に活躍しそうです。


NTS=Nu:Tekt Synthesizerの略称、みたい

なお、USBジャックから通電があれば電源ON。オフにしたい時はケーブルを引っこ抜く粗暴さがたまりません。
本体には音色メモリなどなく、作り込んだサウンドも電源を落とせばサヨウナラ、というのもVAシンセでは異例ですね。

さて、ひと通り単体で使ってみた印象ですが、これまでのKORG製ガジェットと違って遊びがない感じ。
もちろん悪口ではなく、値段相応の中に超高速LFOを混ぜちゃうような「一点狂気主義」が特徴だった従来製品とは違い、音質然り機能然り、ちゃんと単体のシンセとして完成されていることに驚きました。

つまり、本来の「コスパ」という意味で最強かと思います。

例えば10万円のシンセがあって、その機能の1/5が使えるガジェットが作られたとして、2万円で販売されることはほとんどないでしょう。
価格は筐体の組み立てだのパッケージだの、あるいはロットだの、機能とは関係のないコストで決まります。

しかし今回のNTS-1については、コストを抑える努力がそこかしこに見えてもなお、価格の倍以上に価値のあるいいシンセだと断言できます。
まあ騙されたと思ってぜひ。

ちなみにユーザー音色やエフェクトはまだ試してないので、また後日。

MC-101、その後。

購入してから2ヶ月経つわけですが。

寝る前の30分、1シーン分(1クリップ×4トラック)作って、数分ほどSCATTERでそのシーンやクリップを弄って満足したら「さあ寝るか」という日課
日夜「20200213」に代表される、味も素っ気もない名のプロジェクトを量産しております。

就寝前30分というのは、人によってはヨガに励んだりバランスボールに乗ったり、ハーブティーでリラックスしたり、泥パックでお肌つるつるにしてみたり、ツイッターエゴサで血圧上げたり、5ちゃんねるに書き込んだ罵倒コメントが住人に論破されて痛飲したりと、使い道はそれぞれですが、MC-101で1シーン作るにはちょうどいい塩梅です。

ただ、本音を言えばこれらが曲になりにくい、いや正確に言えば曲として広げにくいというのは悩ましいところ。
ソングモードやチェインがないため、次の展開を作ろうという気力に至らないのがその理由であります。

そのおかげで自作"曲"として完成させたものをYouTubeなりSoundCloudにアップできないというのが実情であり、もし僕が突然この世から消えると、近年は断片しか作れなかった人扱いになります。いや、実際断片なんだけれども。

さて、1ヶ月ほど前のハナシで恐縮ですが、ローランドのサイトにこのようなページが出現しました。

要するにMC-101/707の音源であるZEN-Coreシステムを用いて、FANTOM-6/7/8、JUPITER-X/Xmと音源が共有化できますよ、というハナシです。
MC-101/707には夏までに(たぶんサウンドパックという形で)供給されるとのこと。

そもそもMC-707で作り込んだ音をプロジェクト経由でMC-101へ取り込むことができていたわけで、FANTOM/JUPITERも同じZen-Core音源なら、そんなこと簡単じゃないの?と思ってましたが、改めて上掲のように公式アナウンスされると、いやがうえにもテンション爆AGEってもんです。

無論、JUPITER -X/XmやFANTOMはそれぞれZen-Coreの他、機種独自の音源方式も併用しているので、まるっきり一緒の音が出るわけじゃないと思います。
が、少なくともMC-101/707は他機種でも同じサウンドが鳴らせるわけです。

となると、MC-101しか持っていないワタクシのようなZen-Core最下層民は、音作りができる707だのFANTOMだの、他社製品には目もくれず上位機種購入を検討していくわけで、こりゃRolandさんの燃える商魂に一本取られたなガハハ、という次第です。

それはさておき、ちょっと困ってること。

リアルタイムでパッド演奏を記録し、それをエディットできるのは良いんですが、唯一まいってるのはLENGTH。
解像度が1/16の場合、4分音符(5ステップ)より長いノートを弄ると、4.99(ステップ)より長く伸ばせなくなります。無念なり。

他にも細かいことはあるんですが、なまじ音がいい上に選択肢も異常に多く、さらに夏に向けてサウンド増量の予感大なところでエフェクトに凝り出すと、就寝前の30分があっという間に2時間に膨らみ、少なくとも年内は寝不足じゃないのか俺は、というのが実は最大級の困りごとなのであります。

KORG、世界戦略進行中?

かねてより動向が注視されていたPioneer DJですが、今年になって社名を変更しました。

https://www.pioneerdj.com/ja-jp/news/2019/alphatheta-pioneer-dj-corporate-name/

そうですか…
「AlphaTheta株式会社」、なるほど。

買収云々についてはリサーチできませんでしたが、ひとまず"Pioneer DJ"などのブランドは残るようですので、愛好家の皆様もひとまず安心というところでしょうか。
TORAIZにも後続商品を何とぞよろしくです。

そんな激動を予感させる2020年の幕開けですが、いよいよ16日から、世界の好事家大興奮のイベント"NAMM 2020"がスタートします。

ここで各メーカー、どんな新製品を公開するのか注目が集まる中、早速KORGさんはこのシンセサイザーを発表しました。

ウェーブシーケンスといえばWAVESTATIONですが、斬新なUIが記憶に新しいiOSアプリ"iWAVESTATION"に続き、ついハードとしても後継者の登場となりました。

昨今のメーカーのデモムービーだとリズムトラックが入ってたりして、いったいどこまで1台で作れるのか不明瞭なのですが…。
デジタルシンセ最高潮の頃に生まれた先代とはまるで異なり、minilogueの延長線上と思われるノブたっぷりのデザインで、リアルタイムに弄れまくれる予感濃厚です。

カリフォルニア発、KORG R&Dが開発

なんだ日本製じゃないのかという声もありそうですが、元祖WAVESTATIONを作ったのもKORG R&D社だとか。

KORGと言えば、同社のアナログ復権の立役者・高橋達也さんが、なんとドイツ法人のCEOとしてカムバックされた、という吉報もありました。

コルグ・ジャーマニー。
ドイツの老舗感満点で、思わず声に出してみたくなるじゃないですか。

カリフォルニアといい、ドイツといい、着々と世界征服を実現されているようで何よりです。

なんというか各国にすごい幹部がいて、大首領はドイツ支部に、みたいなショッカー的世界観を妄想してしまいますね。

こうなると南米支部や中近東支部の頑張りにも期待したいところであります。

Roland MC-101で初アップ

なんだかんだで購入から2週間経っちゃったんですが、AIRA SYSTEM-1と繋いでみたり、プロモーションビデオのようにドトールへ持参してアイスコーヒーのグランデを煽りつつ30分ほど遊んだり、出張先へ携行して移動の車内やホテルで堪能したりと、まあ程々にいい歳こいて遊んでました。

MC-101においては、習うより慣れろ、の精神が大切でございます。

で、ようやくCLIPのプレイにも慣れたところで動画にしてみました。
適当なカメラがないので、ビジュアルはiPhoneに入れたSTAELLAで。

音源はすべてのものですが、今回はラウンジ調で攻めてみたくなり、あえてPCM系で揃えました。

ザ ・EDMみたいなトラックの方が効果がわかりやすかったかもしれませんが、まあその手の動画は多数アップされてると思いますので、各自で探しておくんなさい。

どのトラックも1クリップだけ使い(ドラムのみパートミュートで2クリップ使用)、MFXでBPM Looperをオンオフしたり、バージョン1.20で使えるようになったリバース/ランダム再生を使ってみたり、SCATTERを適当に作動させただけの一発録りです。

締まらないまま終わりましたけど、まあテストなんでご勘弁を。

MC-101との初夜が明けて…

そんなわけで、前回のあらすじを簡単にまとめると「MC-101と寝ちまうぞこのヤロー」でした。

今回は実際に寝ながら鳴らしてみた印象を、ダラダラと書き殴っていきましょう。


❶音がいい

唐突に書きましたが、これは本当です。

ただし、アナログガーと言う方には早めにご退室いただいた方がよかろうと存じます。

例えば僕が所有するTORAIZ AS-1と並べて、MC-101のトラックのどれかひとつを鳴らして「どちらがお好みですか?」と尋ねたら、街角の奥様の多くが、低音から高音まで芯のあるAS-1の方を選ぶでしょう。

しかし忘れてはならないのは、MC-101では複数のトラックを重ねて使用することです。

AS-1は単体で聴けば本当に素晴らしいサウンドですが、これだけでトラックを組み立てていくと、あまりの音圧に引き算を始めなければならなくなります。
映画でも主役クラスが何人も出ると、監督としてはたいてい苦労するものです。

この点、MC-101の音は総じてバイプレイヤーズです。
昨年亡くなられた大杉漣さんや松重豊さんのように主演を務めることもありますが、集結によって作品に生まれる安定感はただならぬものがあります。

MC-707なら漁船に乗った菅原文太さんが「時代はパーシャル!」と叫ぶほどに重厚なサウンドを作り出すこともできますが、101は端的に言って「ちょうどいいサウンド」です。

まさか101をMIDIピアノに繋いで、ピアノ波形だけで「もしもピアノが弾けたなら」を歌う猛者はいないと思いますが、リズムやベースを混ぜた時のバランスの良さ、オールラウンドぶりは見事だと思います。

思えば、半世紀前に界隈を席巻したあの「M1 PIANO」も、「もしもピアノが弾けたなら」を歌うにはあまりにも不甲斐ないサウンドでした。
しかしTB-303のグライドやTR-909のグラウンド・ビートと合わせて初めて「ハウスと言えば」の代名詞を冠したわけです。

PCMだから、アナログだから、VAだからと判断する人は可哀想だなと、高いところから失礼します。

つかですね、3,000もあってWAVファイル放り込み放題では、毎日オーディションを続けてもクランクインできないのであります。

❷犠牲になった操作性

もうね、「習うより慣れろ」という言葉がこれだけ相応しい機種もなかなかありません。
たかがトラックの小節数ひとつ変えるにも、リファレンスPDFを取り込んだiPhoneが欠かせないほど、ボタンのコンボ技が多いのですよ。

入力もなかなかに大変です。
DRUMトラックはともかく、TONEでのステップレコーディングでは、一音ずつSEQとNOTEの切り替えを伴う重労働に苛まれ、いま何ステップ目のどの音階を入力中なのか記憶が途絶え、路頭に迷うこと間違いなしです。

無論、入力するたびにステップが自動的に進む「ステップ・インプット・モード」、あるいはver1.20から追加されたメトロノームに合わせ、パッドのリアルタイム入力といった他の入力法もあります。

ただし、このパッドも早いフレーズを弾くには辛いクッション性があるので、MIDIキーボードが不可欠かと思います。

専ら枕元で使う僕にとって、止む無しと言えるところではありますが…アルペジエイターがあれば、また印象が違ったのかと。

❸それでも広がる夢想

4トラックというところに限界を見ている人も多いでしょう。

しかしLOOPERトラックには、MIXOUTが録音できるのです。
録音が済んだら、消去した3トラックに別のTONEで別のフレーズを入力すれば、これで6トラック分の音になります。
これで足りなければ、さらにLOOPERトラックを増やして録音すればいいのです。

そぉ。これ、MTRにおけるピンポン録音と同じ。
特定の世代には「わかるわかる」というヤツです。

今やDAWでどこまでも作り込める時代ですが、MC-101の低価格ゆえに生まれた制約は、知恵でなんとかなるんではないかと思います。
UNDOこそできませんが、都度PROJECTを残しておけば、LOOPERトラックを作る前に遡れますし、まあスペックだけで可能性を軽視するのはもったいないハナシです。

❹SCATTER最高

AIRA最大の売りであるSCATTERですが、本機の場合、すべての欠点を補って余りある功績を果たしてくれます。

わかりやすく言えば「オレの陳腐なフレーズをスクエアプッシャー様がリミックスしてくださった!」とまあ、そんな感じ。
クリップ1個作れたら、もうSCATTERだけでお腹いっぱいになりますし、飽きたら自分で効果をエディットできますし。

それと、DRUMトラックにおけるMTEが素晴らしい。
MTEは発音される確率を設定するパラメータで、打ち込んだ一音に対して数値を50とすると、50パーセントの確率で鳴ったり鳴らなかったりします。
これが特定パートの特定ステップごとに設定できるんですな。

延々とループさせることが前提の本機の場合、フレーズに不確定要素を加えられるというのは頼もしい限り。特にドラムンベース系の裏拍で、SUB(サブステップ)と併用すると抜群に面白いです。

ちなみにハードウェアでは、今年発売されたKORGのvolca drumにも同様の機能があります。今後のマスト機能になるかもしれません。

ひとまず、MC-101との初夜を乗り越えた感想をお伝えしました。

MC-101買っちゃったよこのヤロー 

まあ、前回こんな投稿をしちゃってるので、フラグ感満点なのですが、まあつまりその、買っちゃったわけですよ、Roland MC-101。

このブログにおける機材バナシは、二次会に誘われた時の「行けたら行くわ」的な気分で「買えれば買うわ」と書くことも多々ありますが、何かの弾みで本当に買ってしまうこともままあります。

今回は足掛け3ヶ月「あー、早く終わってくれよチキショー」と気が滅入っていたイベントが無事盛況に終わり、「やっと終わったぜチクショー」と、名古屋パルコの島村G器さんに向かったのであります。

確か去年そんなイベントを終えてTORAIZ AS-1を買ったのも、同じS村楽器さんでしたな。

他の機種についての投稿でも書き散らしてますが、枕元に置けて寝ながら使え、しかも乾電池で駆動してくれるところが最大の選定基準。

KORGのmonotribeやvolcaシリーズは、まさにそのニーズに応えてくれましたが、やっぱり複数パートをできるだけコンパクトに鳴らせないものかと欲が出ます。
MC-101は、そんな僕の夢のマシンなのであります。

こんな性癖に堕ちたのも、35年近く前に買ったMC-202のせいなんでしょう。
受験勉強もそっちのけ、ベッドでうつ伏せになりながら枕元のMC-202を打ち込んでいたバカなんですよボカァ。

せっかくなので、バッテリー駆動MC親子の記念撮影。

202の子が101という不思議。円谷英二さんのご長男も円谷一さんですからね、何しろ。
いや、円谷英二さんの本名が英一なのは知ってるからそこは突っ込むなよ。

繰り返しますが、ワタクシの場合は寝ながら使えることが重要なのです。

仕事で疲弊してんのに、休みの日まで背筋を伸ばして曲作りなんて、あまりにも酷です。
だったら曲作りなんかするなと言われてもやっぱり酷です。
別に僕はDJイベントに参加しないんで、寝ながらでいいんです。

さらに「この機材でこんな曲を作ろう」とか「こんなシステムを組もう」などとも考えていません。
寝ながら作業した報い、もとい結果として「こんな曲ができてしまった」という方が実は楽しかったりするのです。

なので、今回はセットアップなど。

ちなみについ先日、1.20へのアップデートが公開されましたので、マニュアルに沿って無事終了。

USBバスパワーなので、ケーブルさえあればスマホ用の充電式モバイルバッテリーでも動いてくれます。
新幹線予約で、窓際の(コンセントのある)席を選んだり、出張先のホテルでも夜遊びせず、ベッドから出ないままになることが俄然増えそうです。

TORAIZ AS-1用に買ったLightning-USBタイプBのケーブルがあったので、MC-101をストレージモードにしてiPhoneと繋いでみました。

するとファイルアプリに[MC-101]のフォルダが。

掘り下げていくと、PCで見る時と同じく[PROJECT]と[SAMPLE]のフォルダがあったので、iCloudに入れていたTORAIZ AS-1のプリセット音をコピーしてみました。

さらに、AIRA Microsite(AIRA Microsite | Roland)で公開されているプロジェクトを、iPhoneでダウンロードし、そのまま[PROJECT]フォルダへ移動させると、しっかり反映してくれました。

こりゃPC要らないね。

というところで、後は寝て鳴らすだけです。
今日はここまで。

物欲-2019冬-

さてさて、楽器系カテゴリーでは久々の投稿になってしまいました。
近況としては、大学の講義でTHEREMINI弾いたりとか、そこそこ満喫していたんですけども。

この間、いろんな製品情報が出るたびにこの駄文ブログにはアクセスが急増し、そして「今回もこいつはスルーか」と失望させ、波が徐々に小さくなっていく、そんな近況でございました。
もう誰も見てないだろうけどさ。

「ちょっとお小遣いを貯めればなんとかなるシンセを語る日々」なんてサブタイトルを付けている拙ブログですが、思えばコレがガンだったのか、と初めて痛感したこの秋。
つまりは、いちいち追っかけてられないほど、このサブタイに適したガジェットなりアプリが多発したわけです。

まず9月にRolandから衝撃的なニュースが飛び込んでまいりました。

これまでAIRAを筆頭に単体ハードを量産し、好事家ターゲットなのかDJ御用達なのか、よくわからないラインナップを展開していたRoland

しかしようやくここへ来て、それらの集大成的なグルーヴボックスを発売しました。

そう、グルーヴボックスなんですよ結局のところ。

この数年の紆余曲折は、ここへ至るまでの実験だったわけですね。
わざわざ過去の名機群をVAで出してアナログ原理主義者のこめかみをピクピクさせていたのも、極小スライダーやナノクラスのノブで中高年クラスタの指先を震わせたBoutiqueシリーズを展開してきたのも、この新商品への踏み台に過ぎなかったのです。

グルーヴボックスであればアナログだのバーチャルだのクソ喰らえ。Rolandが出戻っても盛大に歓迎される第二の故郷なのです。
これはもう凱旋だパレードだ、ビバAIRA

MC-707という上位機種も同時発売ですが値段が倍。論外。
そんな事情から、このブログ的にはMC-101の方を推す他ありますまい。

4トラックながら3,000を超える音源を揃え、さらにSDカード経由で手持ちのWAVファイルをインポートでき、マルチエフェクト各種がトラックごとに装備された上、マスターにはコンプもEQも付いて、税抜き5万円切っちゃうのです。

何よりも「単三電池4本で稼動」というところが、実にわかってらっしゃる。
デジタルはカシオ、電池駆動はKORG、という日本古来のキャッチフレーズが、本機の登場により一新される勢いです。

厚みはMC-707と同じですが、縦横がおよそ半分になっているせいで、ほんのりKORG monotribeを思わせる弁当箱風情。

ふと目を閉じれば、公園のベンチに腰掛けた井之頭五郎さんが「こういうのでいいんだよ」と言いながらパッドを叩く姿が浮かんでくるじゃありませんか皆さん。

そして各トラックに付いたフェーダー。ミュートボタンなんて野暮なものはついておりません。光の速さでオンオフするプレイの所作がもう漢らしい。

膨大な音源も階層を掘れば、フィルターやエンベロープなど、ベーシックな音いじりも可能です(モジュレーション系はビブラートのみですが)。

"ZEN-Core"なるネーミングの音源部には、なんとTR-808TR-909TB-303、JUNO-106、SH-101のサウンドが網羅されているというじゃありませんか。
これはまごうことなきAIRAの魂を受け継ぐ勇者です。

正直に言えば、SH-2やPROMARSあたりも欲しいところではありますが、改めてAIRA初期メンバーが並ぶ様は壮観であります。

ハッキリとは銘打たれていませんが、おそらくBoutique以降サンプルレートを44.1kHzとしたACB音源とPCM音源とを、同じパラメータで変化できるようにしたのがZEN-Coreなのかな、と邪推します。

http://www.vintagesynth.com/sites/default/files/2017-05/roland_mc303.jpg

グルーヴボックスと言えば忘れちゃいけないのが、1996年発売のご先祖MC-303。
こちらはPCMで448波形でしたが、これとAKAIのS2800だけでCDアルバム1枚作ってしまうほど、アドレナリンをドバドバ分泌させられた名器であります。

そう考えるとMC-101の3,000超というトーン数は大容量時代の恩恵です。
そしてMC-707と比べトラック数とクリップ数が半分ながら、音源的にはまるで同じというところが素晴らしいと思います。

DX7に手が届かず泣く泣く買ったDX9が、蓋を開けたら4オペレーター/8アルゴリズムでさらに号泣したという先達の残留思念も、ここへ来てようやく浮かばれるのではないでしょうか。

さてその直後、Rolandさんはこんな爆弾も落としてきました。

KORGの独壇場だったiOSアプリ界に降臨されたのです。
奇しくもなのか意図的なのか、こちらのアプリ名にも"ZEN"の3文字。何かの略なのか、ジャパンのメーカーだから「禅」なのかよくわかりませんが。

そしてこちらにもTR系のサウンドが含まれておりまして、数日前のMC-101/707爆弾に脳がやられていた人々は、ついつい「これでMC-707体験できるんじゃね?」とインストールしたことでしょう。
そしてアンロックにすべく課金してしまったのではないでしょうか。ワタクシもやっちゃいました。

しかし、見やすいUIの反面、アイコンの意味がよくわからない。一回入力していたフレーズが止まり、もう一度再生してみたら消えていた、なんて困ったことが続いておりました。
ツイッターで検索してみると、アラフィフを中心に悲嘆に暮れるご同輩が多発していた模様です。

こうした声に「やれやれジジィは」と思われてしまったのか、こちらをはじめ、マニュアルを書かれる親切なユーザーさんもおられ、最近ようやく慣れてきたところです。ありがたや。

まあ、この辺りのフラストレーションをハードにぶつけようかというこの頃であります。

他にも紹介したいハードもあったんですが、オッチャンゆえチカラ尽きました。今日はひとまずこんなところで。