sh101's blog

ちょっとお小遣いを貯めればなんとかなるシンセを語る日々

bandcamp始めてみた。

えっと、bandcampにアーティストページを作りました。

これまでもSoundcloudに作品を公開してはいるんですが、「やってみた」的なスケッチや他の人に書いた曲のデモなど非公開音源も多く、倉庫みたいな使い方になってました。

で、先日からaigp名義で曲を公開し始めたこともあり、完成品だけ置くために別アカにするか悩んでおりまして。
挙げ句、bandcampでもアップしていこうかなと至った次第です。

11/1現在、KORG ELECTRIBE Waveのみで作った4トラックを公開しています。
今のところは週1曲ペースでアップしてますが、今後は正直なところわかりません。

曲ごとの画面で「100円」とあるので腰を抜かす方もいるかもしれませんが、専用アプリからストリーミングするなら無制限再生、のことなのでぜひ。検証してないけど。

高橋ユキヒロ、再起動。

先日のYMOベスト盤『NEUE TANZ』が巷でHOTな中、高橋幸宏さんのファースト・ソロアルバム『Saravah!』が復刻されました。

いや、復刻というのは正しくないか。

1978年に収録されたバックトラックはそのままに、ヴォーカルを40年ぶりに新録、ミックスダウン&マスタリングされました。
アルバムタイトルも『Saravah Saravah!』としてリブートされたわけです。まあ『シン・ゴジラ』のようなものですかね違いますね。

そしてアーティスト名は「高橋ユキヒロ」。38年ぶりの表記復活です。
そりゃね、「高橋幸宏」で検索したって出てきやしねぇってもんです。

Saravah Saravah !

Saravah Saravah !

このアルバム、小生にとってはYMO界隈を何十年も聴き続けることになった動機のひとつでもあります。

YMOブームの最中、小学6年生だったアタクシは、FMラジオでユキヒロさんのソロ曲を聴き、ネスカフェも真っ青のヨーロピアブレンドっぷりに「えっ、テクノじゃないけどすげぇカッコいい!」と感動したわけです。ところが曲終わりにタイトルを言わなかったのです、クソDJが。

ひとまずレコード店に貯金を全額持参し、当時リリースされたアルバム『NEUROMANTIC』を購入したわけですが、ついぞこの曲は発見できず。
無論このアルバムも傑作ではありましたが、「その日は、みんなでネ。」じゃねーだろ、いつ来るんだよ、俺があの曲を聴ける「その日」はよぉ…と帯を見ながら悲嘆に暮れておりました。

それから中学に上がり、若干お小遣いも増額され、メンバーのソロ作を買ったり友人にダビングを依頼してるうちにようやく出会ったのがオリジナル版『Saravah!』。
僕がFMで知った曲は「LA ROSA」でした。

『Saravah!』はサディスティックスが空中分解しつつ、YMOに加入したばかりのユキヒロさんが多数の友人を招き、坂本教授にアレンジを託して完成させたわけですが、ほぼスタジオミュージシャンによる生演奏。

YMOに向けた習作の色濃い「MOOD INDIGO」も教授の手弾きなんだそうで、まあ才能爆発ですな。

本作と後にスネークマンショー『戦争反対』で発表される「今日、恋が」など、坂本教授の生オーケストレーションと幸宏さんのコラボに外れなし。

今日、恋が

今日、恋が

暑苦しいジプシー・キングスでおなじみの「VOLARE」やレゲエアレンジで再構築された「C'EST SI BON」といったカバー楽曲のセンスもバッキングも素晴らしく、細野晴臣さんの『泰安洋行』に並ぶシティポップス、いや加工貿易ポップス(©北中正和)の傑作として手離せない一枚です。

なお、ヴォーカリストとしてのユキヒロさんは、サディスティックス時代の甘い声から「フーマンチュー唱法」へのミッシングリンクともいうべき、抑揚を抑えた低音気味の歌唱を披露し、この時期独特の雰囲気がありました。

それから40年後に新録されたヴォーカルは、80年代初頭に会得したブライアン・フェリー直系(爬虫類系)節回し、90年代の「幸せひとり占め」「三国一の幸せ者」「思わず幸せになってしまいました」の大人の恋愛三部作を経た、健気で繊細でシニアエイジで抑揚アッパーとなっており、かなり印象が異なります。
メロディラインの起伏が激しい「BACK STREET MIDNGHT QUEEN」はその真骨頂かと。

30数年も聴いてきたこともあり、まだ慣れてないゆえところどころで「あれ?」と思う節回しも正直ありますが、当時のキーそのままなのにオリジナルよりハイ気味で歌える60代ヴォーカリストはなかなか稀有だと思います。再結成して日本で稼ぐ老いぼれバンドどもに聴かせてやりたいですわ。

新たにマスタリングされた音像は、オリジナル盤にあったハモンドやエレピなどの中低域のモゴモゴが整理され、ステレオ分離もよりクリアに。ミュージシャンたちの往年のプレイを存分に楽しめます。

教授による唯一インストの「ELASTIC DUMMY」も多分に漏れずクリアに蘇っております。松木恒秀さんや和田アキラさんもセッションに加わっているのか、70's大野雄二感濃厚でそのまま70's日テレのバラエティに使えそうですな。

で、僕をポップスに引きずり込んだ「LA ROSA」ですが、よく聴くと若干音数が整理されているようで、Aメロのバックにいたハモンドがミュートされていたり、同じくハモンドソロの歪みが抑えられていたりします。この辺りはマスタリングではなく、ミックスで手が入れられているんだろうなと。

いずれにせよルーツ音楽を臆せず晒したソロ作があるからこそ、我々も界隈で豊富な音楽体験をさせていただけるわけです。ああ有り難や。

ちなみに11月にはオリジナル『Saravah!』もリマスタリングで再発されるとのこと。

こうなると『音楽殺人』のリマスタリングにも期待してしまう、そんな2018年の秋であります。

YMOはやっぱすごいわ(小並)

はてな無課金ユーザーなので、このブログを見る方について細かい分析などまるでできないし、する気もほとんどないんですけども、まあおそらくYMOが大嫌いだという人はいないと思うんですよね。適当な想像ですけども。

織田信長の死んだ歳と同じ僕なんかモロですからね、世代的に。
シンセサイザー道なんかに足を踏み入れて廃人になったきっかけが平沢進さんならまだしもTMNのわけがない。

そりゃもおYMOですよ。信者なんてもんじゃないっすよ。全アルバムの収録曲を順にすらすら言えなければこの峠を越えさせないよと、そんな中年ですよ。

それはともかく、AppleMusicで見つけたんですよ、こんなアルバム。

NEUE TANZ

NEUE TANZ

テイ・トウワさんが選曲、砂原良徳さんがリマスタリングという、実に2010年代YMO界隈な人選ですが、僕にとっては世代がほぼ一緒でセンスも近いご両人(誇大妄想)ゆえ、収録曲はもう納得尽くです。

は?ライディーンテクノポリスだと?そんなもの捨ててこいよっていう、ね。

思えば、あの「CAMOUFLAGE」が入ったベスト盤なんてなかったし、YMOだっつってんのに高橋幸宏さんの「GLASS」、教授の「RIOT IN LAGOS」や細野晴臣さんの「SPORTS MEN」といったソロ作が入ってようが、「僕はいいと思うけどな」としか言いようがない。
細野さんのソロならここは「PLATONIC」一択だろ、なんて意見はひとまず伏せておくけれども。

ともかくこのベスト盤、まあさんざん出尽くした感のあるベスト盤、かつて「アルファ商法」なんてこき下ろされたベスト盤ではありますが、本作はまあ騙されたと思って聴くと良いです。
リマスタリングというのは実に素晴らしいと感心するばかりですから。

たぶん『BGM』の収録曲なんてどれも1,000回は聴いたはずだし、寝ながらヘッドフォンで研究に近い聴き方をしたことも何十回とありますが、本作を聴くと「まだこんな音が埋もれてたのか!」と世界ふしぎ発見間違いなし。

YMOの音は全部聴きこんだつもりでしたが、いや、これは大袈裟でなく目からウロコ、耳からもウロコがこぼれます。

今さら20歳以上歳の離れた人たちに「おい、そこの若いの、俺のYMOを聴いてくれ」なんていう気はないですけども、老眼や肝臓の数値が気になり始めたRipe Ageにこそお薦めいたします。

ということで、2年ほど前にKORG Gadgetでコピーした「Nice Age」を紹介して本稿を締めさせていただきます。

耳コピで作っちゃったんで『NEUE TANZ』版を聴くと、全然フレーズが拾えてなかったことやスネアのチューニングの違いに気づき恥じらいを禁じ得ません。
まあこの曲はオリジナル同様カットアウトしてほしかったな、蛇足ですけども。

ELECTRIBE Waveは、とにかく捗る。

ズバリ言って(©アントニオ猪木ELECTRIBE Waveでの曲作りは快適さが半端ねえんです(一部を除けば)。

あえてカッコ書きしたのは、パターン間で特定パートのシーケンスのやりとりができないことなんだけどね。
まあ、これはいずれバージョンアップでなんとかなるんじゃないかと勝手に期待しております。

ソングの組み立てがKORG Gadgetとはまったく異なるので、どちらが良い悪いとは言いづらいのだけど、一筆書きのように作曲を始められるのは嬉しい。

というわけで、3週連続で曲が1曲ずつ仕上がってるわけで、飽き性の僕にしては相当レアですよ。

ELECTRIBEシリーズの特徴は、フィルターではなくモジュレーションで音作りができる点。
このELECTRIBE Waveでは、パンやエフェクトまでモジュレーターにぶっ込むことができ、おまけに波形にはS&H(サンプル&ホールド)まである。まさにゴッチ直伝(ちょくでん)であります。


「直伝」は「ゴッチ」が付くと「ちょくでん」と読みます。くれぐれも。

特にDELAYやGRAIN SHIFTERをアサインすると、橋本真也もかくやというほど予測不能な破壊っぷりをしてくれるのがたまらない。
さらにMOTIONタブを併用すれば、特定ステップでDEPTH=ゼロワンにしたりと、破壊王を制御できてしまうのです。


MOTIONタブではほぼすべてのパラメータが制御可能

KORG Gadgetでも同じようなことはできるんですが、シーケンス画面で目当てのパラメーターを探すのに、延々と縦移動させられるので、ズバリ言ってめんどくせえんです(©アントニオ猪木)。
とにかくELECTRIBE Waveはパラメーターの呼び出しが快適なわけだ。いやわけです。

今回の曲はひとつのパターンでフレーズをきっちり作っておいてから、コピー先でいろんなパートをグレインしまくったりトランスポーズしたりパンを振りまくったり、という作業で作ってます。

しばらくはこんな感じのリズム遊びが続きそうであります。

新譜PVを作ってみた。

前回に続き、動画公開のお知らせだす。

ELECTRIBE Waveで作ったトラックをSoundCloudにアップして、ふと履歴を見ると20曲ほどの小品が。

2012年あたりから主にiOSアプリで作ったものが多いんだけど、中にはmonotribeをフィルターにしてみたり、Roland SYSTEM-1のアルペジオやTB-3のシーケンスをWAVにしてiPhoneで発展させたりと、ハードを駆使した曲もそれなりにありました。

しかし、そのほとんどがまさに「小品」と書きたくなるほど短い、1〜2分のトラックばかりなので、プレイリスト化して置いとくよりは、何かまとめようと思ったのであります。

で、30秒前後に編集して映像を付け、架空のアルバムダイジェストにしてみたのが、この動画という次第。

ついでに音楽活動において何か名乗ろうと思いまして。ほら、コーネリアスとか、オリジナル・ラヴとかエイフェックスツインとかさ。

でもどうせ名乗るのなら、英語圏の方が見て「何じゃそれ」というものにしようと、「A.I.G.P.(オルタナ国際グランプリ)」に決めました。

飽きなければ、今後はこの名で活動しようと思います。
まあ、ライブはめんどくさいのでしませんけれども。

フルサイズ楽曲はsoundcloudでアップしとります。

ちなみにトラック1の"NEU YEAR"はちょうどこのブログを始めた頃、volca keysをひたすらダビングして作った曲。
トラック10"SOMETHING ELSE"は、KORG M01Dで初めて作った曲。
その他はいろいろ混ぜたので、記憶にある機材とアプリを列記しておきます。

Roland
SYSTEM-1/TB-3
YAMAHA
TNR-1/Yamaha Synth Book
Moog
Minimoog Model D/Animoog
KORG
KORG Gadget/ELECTRIBE Wave/KORG Module/
ikaossilator/kaossilator2/monotribe/monologue/
mini kaoss pad 2/volca keys/volca beats/M01D/
DS-10 plus
iceWorks
ARGON Synthesizer
NATIVE INSTRUMENTS
iMaschine 2

KORG ELECTRIBE Waveの習作公開。

元気ですかあー!元気があればなんでもできる!
血糖値を下げる薬があれば長生きできる!1日5錠っダーッ!

さて、アントンはさておき、KORG ELECTRIBE Waveをインスコして3日。
機能の習得を兼ねて作ってみた曲をうpしてみましたよ。
もうね、このインスコだのうpだのっての書いちゃうがアラフィフネット外道の情けなさですな。

ま、それはともかく曲のタイトルは、たまたま上の画像に使ったフォントの名前から拝借しました。
まあ速報的にできたパターンを繋いだだけで、トータル2分もないので、サクッと聴いてやっていただければ幸いです。

で、打ち込んでみて気づいたことを少々。

ドラムパートのシーケンス画面にあるROLLは、ものすごくありがたい機能ですな。打ち込んだステップに対して1/2から1/4の音符でロールしてくれるんだけど、これ、シンセパートにも欲しいなと思いました。

それからトータルエフェクトは、ソング側でもコントロールできるといいなと。
マスターコンプの設定など、微妙なパラメータを修正のたび全パターンを直すのもなかなか骨が折れます。
パターンから持ってくるか、ソングとして新たに設定するかのチョイスができたらいいなと。

それからモーションシーケンスを多用したパターンが、ソングで聴くと処理落ちしちゃう件。
パッド系もノート長に気をつけないとループさせた時に音が鳴らなくなる不思議な現象もありました。

ソングで鳴らした時の不具合は、余計な音をイレースしたりレングスを短くしたりで対処したので、逆に聴きやすくなったかもしれませんけれども。

何はともあれ芸術の秋、ソファで寝ながら音楽を作るという醍醐味はiPhoneゆえですな。所要時間=10時間てなとこですが、現場からは以上です。

実はオッチャンに優しいELECTRIBE Wave

8月にiPad用アプリとして発売されたKORG ELECTLIBE Wave。iPad2しか持っていない僕には手の届かないアプリだと知りつつも、この動画にはやられました。

これはもう、iPadだからこそ映えるアプリなんだなと、斯様に考えておりました。

だから今月からiPhoneにも対応したと知った時、僕の脳内で「ごちゃごちゃ言わんと、早よポチってまえ」「でもな、画面こまいやろ?タッチしにくいんちゃうか」と、2人の関西人が議論していましたが、愛知県製の指は素直にポチっておりました。

アイコンクリックでいきなり全てが読み込まれる臨戦態勢。
ずいぶんと攻めたUIに変貌しましたな。

これがシンセパートのエディット画面です。しかしパラメータをよく見たらこりゃ普通のシンセだわ(見た目は)。
音源部は完全にリファインされ、ベースやメロディどころか、コード演奏も可能です。これにより、リズム専用機からミュージック・ワークステーション化したことがよくわかります。

で、音いじりの欲求はひとまず置いておき、一番上の[PTN]を[SONG]に切り替えて、7曲のデモをじっくり堪能すべし。
このアプリがどこまで作り込めるのか、どんな先鋭的なサウンドが鳴るのかなど、しかと脳に叩き込んでおきましょう。

画面をドラムパートに切り替えました。かつてのER-1ぽさを残す唯一の画面です。
こちらは8つのパートにPCM音源を自由にアサインできます。 波形の名前を見るとDDDだのKPRだのLNだのT8だのT9だの、既視感と既聴感のあるサウンドも完備。

T8…もといTR-808由来の1パッドによる入力についてはもう説明不要でしょう。
これまでのiELECTRIBEシリーズとは異なり、ドラムパートにモジュレーションはありませんが、パートごとに異なるエフェクトをかけられるようになりました。

こちらがミキサー画面。
シンセ8/ドラム8のパート構成がよくわかります。ライブパフォーマンスには必須でしょう。

さらに入力にはおなじみのカオスパッドも。こちらの動きもRECで記録されます。
残念ながらiELECTRIBEに搭載されていた、ランダムにビートを刻んでくれるFLUTTERは消滅してしまいましたが、スネアやハットにGRAIN SHIFTERをかけてパッドでiFXをグリグリやるとなかなか気分かと。

さて、ELECTRIBE Waveは単にパートが増えただけではありません。シンセに音階が付けられるようになっただけでもありません。ポリフォニックになっただけでもありません。
リファインされたシンセパートの音源部こそ、このアプリ最大の売りと言ってよいでしょう。

これがウェーブテーブル音源からの波形選択画面。
細かいことはさておき、波形がこれだけ並ぶとどれを使えばよいか迷いますな。

さらにPOSITIONスライダーでそれぞれの波形が変化するため(最近のシンセでSHAPEだのCOLORだの言われるような効果、だと思う)、派生したバリエーションもとんでもない数になりそうです。

それとシンセパートには2基のモジュレーターが搭載されており、POSITIONをアサインすると、PWM的な効果を発揮してくれます。もちろんBPMともシンクできますし、表示された3D波形がムズムズと動いちゃって、まあどうだ、こりゃ楽しいぞ。

あと波形はタブ切り替えで「M1 PIANO」のようなPCM音源も選べます。これなら最近の音源トレンドに疎いオッチャン世代も安心ですね。

つかですね、iELECTRIBEにモデリングシンセが4基しかなかったということは、それだけモデリング音源が演算によりメモリを消費してたんじゃないかと。
なので音源に限れば一概に比較できないわけですけれども。

それはさておき、最初の方にも書きましたが、実機のSONG機能が復活しております。これなら昨今のクラブプレイに疎いオッチャン世代も安心ですね。
アコースティック音源が豊富なKORG Gadgetとの棲み分けも自ずと進みます。

ちなみに懸念どおり、iPhone 7 PlusではiELECTRIBEに比べミスタッチの頻度は高めです。
その意味からも、リアルタイムに音をあれこれするより、作り込んだパターンをSONGに並べていく、昔ながらの曲作りに向いてるかなと思いました。
まあiPad Proくらいのサイズならミスタッチもないでしょうが。

それから大事なこと。
Bluetooth MIDIコルグ・ネイティブ・モードに対応してくれたことで、nanoKEYStudioとの相性が実にもうっ!てな感じ。
全てのノブとボタンとパッドが見事なまでに機能し、このアプリのために生まれた専用コントローラじゃないの?てなくらいのマッチング加減なので、本格的にハマったらご検討を。

他にも制作中の曲からコードを自動的に抽出してパッドに割り当ててくれるというFetch機能、ドラムパートに様々なノリを加えられるGroove機能など、トラック作成に便利な機能もあるわけですが、平日の夜じゃそこまで試しきれないので、その辺は休みの日にじっくりと。

斬新な色づかいのUIに尻込みしちゃうかもしれませんが、これ、案外オッチャン世代に優しいアプリかもしれないな、というのがオッチャンの素直な感想です。

それなりの曲に仕上げたいけどこれまでのELECTRIBEシリーズでは物足りない、かと言ってKORG Gadgetでは選択肢が多くてまとまらない、とお嘆きの貴兄にはビシッとフィットするELECTRIBE Wave。

騙されたと思ってぜひ。